逆転戦略 ウィルコム-「弱み」を「強み」に変える意志の経営
逆転戦略 ウィルコム-「弱み」を「強み」に変える意志の経営
鈴木 貴博
ダイヤモンド社
グループ:Book /ランキング:36823
価格:¥ 1,785
発売日:2005-01-28 /通常24時間以内に発送
鈴木 貴博
ダイヤモンド社
グループ:Book /ランキング:36823
価格:¥ 1,785
発売日:2005-01-28 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
通信業界の栄枯盛衰の果てにPHSが逆転する?
(2007-01-19)
本書は、通信業界の歴史や現在の動向を分析した一書です。
分析の結果、著者は、「PHSのウィルコム社が通信業界に“逆転”をもたらすのでは?」と結論しました。
なかなか、刺激的な本ですよ。
かつて携帯電話はレンタルで、保証金10万円、新規加入料約4万6千円、基本料金が2万円を超えていました。おまけに、業界で「第一次参入」とよばれる1980年代後半、当時の郵政省は1地域2社という参入数制限がありました。
1992年にNTTドコモが独立しましたが、今のような巨大な市場が見えていたわけではなく、民営化後のNTTから何か分離分割させなければカッコつかない、という政治的な圧力による独立でした。
その後、レンタル制度の廃止で市場が爆発し、iモード、写メール、パケット定額制、おサイフケータイなど、次々と各社で新しいサービスを投入するのは、ここ6〜7年の出来事ですので、まだまだ記憶に新しいところでしょう。
かたや、携帯電話会社は、コツコツと基地局の増設、第3世代基地局への移行などに莫大な投資を行っています。
ユーザー離れを起こす最大の原因が、「つながらない」という評判だからです。
他にも、新機種がほとんどタダで手に入るイセンティブモデル(販売奨励金制度)は日本独自のものである、とか、電波は有限な資源なのでもうすぐ伝送情報量に限界がやってくる、ということが分かってくると、ちょっとした業界通になった気分になれますよ。
さあ、そこで、なぜウィルコム社が通信業界に“逆転”をもたらすのか。
詳しくは本書を読んでいただくとして、ヒントは「限られた電波資源を有効に活用できるのはPHS」ということです。
もし、完全定額制――音声もノートPCもつなぎ放題というサービスをPHSが実現したら、業界地図が塗り替えられるかもしれません。
ドキドキしてきませんか?
非常に明快でわかりやすい謎解きを実現した書
(2006-09-30)
○なぜカーライルなのか?
○なぜPHSなのか?
○なぜ今の時期なのか?
○etc.
米国投資会社カーライルによるDDIポケット買収は、だれも想像がつかない、想像がつかなすぎて、”えっ”と言う声も出なかった発表だったような感じだったことを覚えています。
そのもやもやした気持ちを持ちながらこの本を読んだので、タイトル通り、謎解きができ、すっきりした気分を味わえた書でした。
また、内容はDDIポケットに限らず、他の携帯電話事業者の立場と内情、ウィルコムとの関係や、中国のPHS事情も丁寧に書かれており、携帯電話に関わるビジネスに関わる人にはぴったりな教科書という感じもします。
ジャーナリスティックな業界分析
(2006-03-31)
この本はジャーナリストがまとめた、携帯電話とPHS業界の最新動向が書かれている。そして、技術的な観点から考慮すると、ウィルコムが大躍進する可能性があるという結論になっている。この本が発売してから1年経過しているが、おおむねこの本に近い現象が起こっているように思える。ウィルコムは実際に顧客も増やしている。
研究者にとっては、最新動向を知るという意味では、拍子抜けするかもしれない。MBAやMOTの学生にとってはケーススタディとして使用できるであろう。ビジネスマンはこういったやり方で企業の盛衰が決まるという勉強になると思う。
簡単な本であるので、1日あれば読める。一度手にとってみるのもいいかもしれない。
音声定額サービスの衝撃
(2006-03-27)
携帯電話がかけ放題。
ウィルコムの音声定額サービス開始当初、
登場に驚いた方は多いんじゃないかと思います。
そのサービスを実現するに至った背景となった、
京セラグループ、カーライルグループの投資や
PHSの特性、とりわけ携帯電話い対する優位な点などが
詳しくない方にも分かりやすく書かれています。
タイトルから感じるインパクトほどウィルコムの
経営方針みたいな話は内容は詳述されていませんが、
現在、そして未来のPHS・携帯電話市場の動向に
興味を持ちながら読み終えることができるはずです。
携帯電話業界のビジネスモデルを体系的に知りたい方に
(2006-03-25)
料金定額制をはじめ、業界に旋風を巻き起こしつつあるウィルコム。
最近では、国内初のWindows Mobileを搭載した「W-ZERO3」を市場に投入し、ビジネスマンの支持を集めている。
ウィルコムに関し、ルイスガースナー氏率いるカーライルグループが噛んでいることから手にとった著作だったが、意図せぬ意味で良著だった。
タイトルからウィルコムの戦略についての内容がメインだと思いきや、実際のボリュームは多くはない。
本書で参考になったと感じた内容は主に以下である。
・携帯業界のビジネスモデルの歴史と今後
・PHSの衰退と復活、そして次の打ち手への仮説
・カーライルグループについて
ただ、書かれている内容は著者がコンサルタントであることも手伝ってか論理的で極めて明確で、読みやすい。
文章の参考としても、ためになる著書だと思う。
また、ウィルコムの次の手の根拠も明示してあり、参考になった。
ターゲットは以下になるだろう。
・携帯業界の歴史を知りたい方
・ウィルコムの成り立ちと経営側を知りたい方
値段も安く、購入して損はない。
内容的には5つ☆だけれど、タイトルと内容に異なりがある点で4つ☆。
おすすめ度:
通信業界の栄枯盛衰の果てにPHSが逆転する?
本書は、通信業界の歴史や現在の動向を分析した一書です。
分析の結果、著者は、「PHSのウィルコム社が通信業界に“逆転”をもたらすのでは?」と結論しました。
なかなか、刺激的な本ですよ。
かつて携帯電話はレンタルで、保証金10万円、新規加入料約4万6千円、基本料金が2万円を超えていました。おまけに、業界で「第一次参入」とよばれる1980年代後半、当時の郵政省は1地域2社という参入数制限がありました。
1992年にNTTドコモが独立しましたが、今のような巨大な市場が見えていたわけではなく、民営化後のNTTから何か分離分割させなければカッコつかない、という政治的な圧力による独立でした。
その後、レンタル制度の廃止で市場が爆発し、iモード、写メール、パケット定額制、おサイフケータイなど、次々と各社で新しいサービスを投入するのは、ここ6〜7年の出来事ですので、まだまだ記憶に新しいところでしょう。
かたや、携帯電話会社は、コツコツと基地局の増設、第3世代基地局への移行などに莫大な投資を行っています。
ユーザー離れを起こす最大の原因が、「つながらない」という評判だからです。
他にも、新機種がほとんどタダで手に入るイセンティブモデル(販売奨励金制度)は日本独自のものである、とか、電波は有限な資源なのでもうすぐ伝送情報量に限界がやってくる、ということが分かってくると、ちょっとした業界通になった気分になれますよ。
さあ、そこで、なぜウィルコム社が通信業界に“逆転”をもたらすのか。
詳しくは本書を読んでいただくとして、ヒントは「限られた電波資源を有効に活用できるのはPHS」ということです。
もし、完全定額制――音声もノートPCもつなぎ放題というサービスをPHSが実現したら、業界地図が塗り替えられるかもしれません。
ドキドキしてきませんか?
非常に明快でわかりやすい謎解きを実現した書
○なぜカーライルなのか?
○なぜPHSなのか?
○なぜ今の時期なのか?
○etc.
米国投資会社カーライルによるDDIポケット買収は、だれも想像がつかない、想像がつかなすぎて、”えっ”と言う声も出なかった発表だったような感じだったことを覚えています。
そのもやもやした気持ちを持ちながらこの本を読んだので、タイトル通り、謎解きができ、すっきりした気分を味わえた書でした。
また、内容はDDIポケットに限らず、他の携帯電話事業者の立場と内情、ウィルコムとの関係や、中国のPHS事情も丁寧に書かれており、携帯電話に関わるビジネスに関わる人にはぴったりな教科書という感じもします。
ジャーナリスティックな業界分析
この本はジャーナリストがまとめた、携帯電話とPHS業界の最新動向が書かれている。そして、技術的な観点から考慮すると、ウィルコムが大躍進する可能性があるという結論になっている。この本が発売してから1年経過しているが、おおむねこの本に近い現象が起こっているように思える。ウィルコムは実際に顧客も増やしている。
研究者にとっては、最新動向を知るという意味では、拍子抜けするかもしれない。MBAやMOTの学生にとってはケーススタディとして使用できるであろう。ビジネスマンはこういったやり方で企業の盛衰が決まるという勉強になると思う。
簡単な本であるので、1日あれば読める。一度手にとってみるのもいいかもしれない。
音声定額サービスの衝撃
携帯電話がかけ放題。
ウィルコムの音声定額サービス開始当初、
登場に驚いた方は多いんじゃないかと思います。
そのサービスを実現するに至った背景となった、
京セラグループ、カーライルグループの投資や
PHSの特性、とりわけ携帯電話い対する優位な点などが
詳しくない方にも分かりやすく書かれています。
タイトルから感じるインパクトほどウィルコムの
経営方針みたいな話は内容は詳述されていませんが、
現在、そして未来のPHS・携帯電話市場の動向に
興味を持ちながら読み終えることができるはずです。
携帯電話業界のビジネスモデルを体系的に知りたい方に
料金定額制をはじめ、業界に旋風を巻き起こしつつあるウィルコム。
最近では、国内初のWindows Mobileを搭載した「W-ZERO3」を市場に投入し、ビジネスマンの支持を集めている。
ウィルコムに関し、ルイスガースナー氏率いるカーライルグループが噛んでいることから手にとった著作だったが、意図せぬ意味で良著だった。
タイトルからウィルコムの戦略についての内容がメインだと思いきや、実際のボリュームは多くはない。
本書で参考になったと感じた内容は主に以下である。
・携帯業界のビジネスモデルの歴史と今後
・PHSの衰退と復活、そして次の打ち手への仮説
・カーライルグループについて
ただ、書かれている内容は著者がコンサルタントであることも手伝ってか論理的で極めて明確で、読みやすい。
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