生活
曲目リスト
1.男は行く
2.凡人~散歩き
3.トゥー・ファイン・ライフ
4.偶成(ぐうせい)
5.遁生(とんせい)
6.月の夜
7.晩秋の一夜
1.男は行く
2.凡人~散歩き
3.トゥー・ファイン・ライフ
4.偶成(ぐうせい)
5.遁生(とんせい)
6.月の夜
7.晩秋の一夜
カスタマーレビュー
おすすめ度:
若気の至り
(2008-04-26)
アルバムが発売される1ヶ月くらい前に、先行シングル「男は行く」がリリースされたと思います。
私は当時高校生で、バイト先のレコード店でその曲を聴いたのですが、あまりの衝撃に笑ってしまいました。
その店では、毎月店頭用のBGMにカセットテープを編集していたのですが、私は無理やり「男は行く」を収録し、毎日聴いてました。
何故か店長は文句を言いませんでした。
そのテープには当時ヒットしていた「おどるポンポコリン」なんかも入ってたと思います。
アルバム「生活」が発売されてからは、毎晩とり憑かれたように聴きました。
その素晴らしさは皆さんがレヴューされている通りです。
いまでも気持ちがしっかりしていない時に聴くと、持って行かれそうになります。
毎日、「男は行く」をヘビーローテーションした努力も空しく、バイト先で「生活」が売れたのは、私が買った1枚だけだったと記憶しています。
強烈な説法
(2007-06-10)
凄まじい。圧倒される。でも日本人にしか伝わらないだろうなぁ、という感じがする。ブルースを通り越して説法である。達観したかのような宮本の個性が、これでもかとばかりに押し出されている。もはやクセどころの話ではない。楽器の音は極端に小さく、宮本の叫び(説法)ばかりが聞こえてくるのだ。歌詞は文学と化し、楽器はおろかメロディーでさえ、その詩を引き立てるための飾りに過ぎない。
宮本が徹底して歌うのは無為自然を根本に据えたような「生活」だ。コンセプトアルバムでもないのに、これほど一貫したアルバムは聴いたことがない。12分にも及ぶ「遁生」はその究極とも言えると思う。
絶対気軽には聴けないアルバムだ。傑作か駄作かすら判断が難しいが、つまるところ名盤なんだろう。ただ毎日聴くような代物ではなく、年に1、2度、頭を空っぽにして聴くべき一枚。
最高か最低か、問題作
(2006-08-04)
「カセットブックならよかったんだけどね」などと言う輩は、いったい何を聴いているのかと思う。が、言わんとしていることはわかる。いわゆる世間で言うロックというカテゴリーには当てはまらない作品である。
このアルバムはまずメロディがすごい。ロック、ポップスのメロディではない。そしてとても美しいメロディだ。
次に詩が生々しい。永井荷風に憧れていた当時の宮本の古語文体と、丸っきり引きこもりな内容。
そしてサウンドは、宮本のギターと唄以外はあまり聴こえないというバランス。宮本はこれまではそんなにギターは弾いてないので、ほとんど初心者である。一部ピアノも弾いている。
一枚聴き終えると、疲れるのだ。7曲だけど50分ある。しかし、絶望を救っているのはメロディの素晴らしさだ。
ソニーというバリバリのメジャーレーベルから、こんなアルバムを出したということがすごい。発売当時は(というか今日に至るまで)、全く話題にもならなかった作品。僕は「日本で初めてロックが産まれた」と思いました。
このグシャグシャにひしゃげたアルバムを最高のロックとするか、最低の音楽とするかは聴き手次第。どちらかでしょう。
このアルバムがでて2年くらいして、ニルヴァーナの「never mind」が出ましたが、「生活」を知っている僕には何のインパクトもありませんでした。
星5つにするには抵抗があるが、このアルバムは23歳の若者の稚拙な情熱と圧倒的なメロディセンスの記録として、類を見ない作品である。
愚劣で無能でそれでも生きている
(2005-09-07)
この『生活』というアルバム以外にも、素晴らしいアルバムは当然ある。
初期の頃に見られるロックンロール全開なカシマシも、レーベル移籍後のシンプルで洗練された曲も勿論大好きではある。
でも、よく聞いたアルバムは、この『生活』である。
もうどうしようもなく、退廃している『自分』が、自分の中にある人間なら否応無しにこのアルバムには反応してしまう。
焦点の合っていない目で絶えず何処かを眺めながらこのアルバムを聞く。
ボーっとして聞いていると、本当にあっという間に終ってしまうアルバムだ。
超怒級の問題作。
(2004-10-22)
「エレファントカシマシ」で鮮烈なデビューを飾り、ロッキング・オンの渋谷さんから「サザン以来の衝撃」とまで謳われた彼らも、セカンド・サードと売れなくなり、この4作目「生活」では、いよいよ契約も切られるか?というくらいまで売れなくなっていました。その後の活躍ぶりを思うと、当時のエピックの太っ腹に感謝です。
宮本さんがギターを弾き始め、石くんをそっちのけでギャンギャン鳴らしながら、引き篭もり勝ちな青年の激しい厭世的独白をわめき散らしています。ところが、鬱の時に聴くと何故か心の底からエネルギーが湧いてくる不思議なアルバムです。当時は歌詞を見ないで全曲歌えるほど聴き込んでいました。目付きが危うかったかもしれませんが。
愛だの恋だの歌った歌が好きな人は絶対に聴いてはいけません。
おすすめ度:
若気の至り
アルバムが発売される1ヶ月くらい前に、先行シングル「男は行く」がリリースされたと思います。
私は当時高校生で、バイト先のレコード店でその曲を聴いたのですが、あまりの衝撃に笑ってしまいました。
その店では、毎月店頭用のBGMにカセットテープを編集していたのですが、私は無理やり「男は行く」を収録し、毎日聴いてました。
何故か店長は文句を言いませんでした。
そのテープには当時ヒットしていた「おどるポンポコリン」なんかも入ってたと思います。
アルバム「生活」が発売されてからは、毎晩とり憑かれたように聴きました。
その素晴らしさは皆さんがレヴューされている通りです。
いまでも気持ちがしっかりしていない時に聴くと、持って行かれそうになります。
毎日、「男は行く」をヘビーローテーションした努力も空しく、バイト先で「生活」が売れたのは、私が買った1枚だけだったと記憶しています。
強烈な説法
凄まじい。圧倒される。でも日本人にしか伝わらないだろうなぁ、という感じがする。ブルースを通り越して説法である。達観したかのような宮本の個性が、これでもかとばかりに押し出されている。もはやクセどころの話ではない。楽器の音は極端に小さく、宮本の叫び(説法)ばかりが聞こえてくるのだ。歌詞は文学と化し、楽器はおろかメロディーでさえ、その詩を引き立てるための飾りに過ぎない。
宮本が徹底して歌うのは無為自然を根本に据えたような「生活」だ。コンセプトアルバムでもないのに、これほど一貫したアルバムは聴いたことがない。12分にも及ぶ「遁生」はその究極とも言えると思う。
絶対気軽には聴けないアルバムだ。傑作か駄作かすら判断が難しいが、つまるところ名盤なんだろう。ただ毎日聴くような代物ではなく、年に1、2度、頭を空っぽにして聴くべき一枚。
最高か最低か、問題作
「カセットブックならよかったんだけどね」などと言う輩は、いったい何を聴いているのかと思う。が、言わんとしていることはわかる。いわゆる世間で言うロックというカテゴリーには当てはまらない作品である。
このアルバムはまずメロディがすごい。ロック、ポップスのメロディではない。そしてとても美しいメロディだ。
次に詩が生々しい。永井荷風に憧れていた当時の宮本の古語文体と、丸っきり引きこもりな内容。
そしてサウンドは、宮本のギターと唄以外はあまり聴こえないというバランス。宮本はこれまではそんなにギターは弾いてないので、ほとんど初心者である。一部ピアノも弾いている。
一枚聴き終えると、疲れるのだ。7曲だけど50分ある。しかし、絶望を救っているのはメロディの素晴らしさだ。
ソニーというバリバリのメジャーレーベルから、こんなアルバムを出したということがすごい。発売当時は(というか今日に至るまで)、全く話題にもならなかった作品。僕は「日本で初めてロックが産まれた」と思いました。
このグシャグシャにひしゃげたアルバムを最高のロックとするか、最低の音楽とするかは聴き手次第。どちらかでしょう。
このアルバムがでて2年くらいして、ニルヴァーナの「never mind」が出ましたが、「生活」を知っている僕には何のインパクトもありませんでした。
星5つにするには抵抗があるが、このアルバムは23歳の若者の稚拙な情熱と圧倒的なメロディセンスの記録として、類を見ない作品である。
愚劣で無能でそれでも生きている
この『生活』というアルバム以外にも、素晴らしいアルバムは当然ある。
初期の頃に見られるロックンロール全開なカシマシも、レーベル移籍後のシンプルで洗練された曲も勿論大好きではある。
でも、よく聞いたアルバムは、この『生活』である。
もうどうしようもなく、退廃している『自分』が、自分の中にある人間なら否応無しにこのアルバムには反応してしまう。
焦点の合っていない目で絶えず何処かを眺めながらこのアルバムを聞く。
ボーっとして聞いていると、本当にあっという間に終ってしまうアルバムだ。
他のどんなものより、自分にとってセンセーショナルだったアルバム。
超怒級の問題作。
「エレファントカシマシ」で鮮烈なデビューを飾り、ロッキング・オンの渋谷さんから「サザン以来の衝撃」とまで謳われた彼らも、セカンド・サードと売れなくなり、この4作目「生活」では、いよいよ契約も切られるか?というくらいまで売れなくなっていました。その後の活躍ぶりを思うと、当時のエピックの太っ腹に感謝です。
宮本さんがギターを弾き始め、石くんをそっちのけでギャンギャン鳴らしながら、引き篭もり勝ちな青年の激しい厭世的独白をわめき散らしています。ところが、鬱の時に聴くと何故か心の底からエネルギーが湧いてくる不思議なアルバムです。当時は歌詞を見ないで全曲歌えるほど聴き込んでいました。目付きが危うかったかもしれませんが。
愛だの恋だの歌った歌が好きな人は絶対に聴いてはいけません。
