リード・マイ・リップス
レビュー(Amazon.co.jp)
???土地開発会社に勤めるカルラは難聴というハンディキャップを抱えていた。仕事は退屈なルーティンワーク、恋人もいない私生活、彼女は常に孤独だった。そんなとき、保護観察中のポールが彼女のアシスタントとしてやってきた。出所したばかりの彼は、ワイルドであやしい魅力を秘めた男。カルラはポールに興味を持ち始めたが、彼は彼女は読唇術の持ち主であると知ると、自分が企てた犯罪に協力させようとする。
???孤独な日々から抜け出したいと思いつつ、犯罪に手を染めていくことにとまどいを隠せないヒロインの揺れる心情が、このクライムサスペンスを奥行き深いものしている。演じるエマニュエル・ドゥヴォスの頑な表情の中に見え隠れする女心がいじらしく、またポールを演じるヴァンサン・カッセルの危険な色気も魅力的だ。監督は『天使が隣で眠る夜』のジャック・オディアール。2002年セザール賞3部門(主演女優賞、脚本賞、録音賞)を受賞作。(斎藤 香)
???土地開発会社に勤めるカルラは難聴というハンディキャップを抱えていた。仕事は退屈なルーティンワーク、恋人もいない私生活、彼女は常に孤独だった。そんなとき、保護観察中のポールが彼女のアシスタントとしてやってきた。出所したばかりの彼は、ワイルドであやしい魅力を秘めた男。カルラはポールに興味を持ち始めたが、彼は彼女は読唇術の持ち主であると知ると、自分が企てた犯罪に協力させようとする。
???孤独な日々から抜け出したいと思いつつ、犯罪に手を染めていくことにとまどいを隠せないヒロインの揺れる心情が、このクライムサスペンスを奥行き深いものしている。演じるエマニュエル・ドゥヴォスの頑な表情の中に見え隠れする女心がいじらしく、またポールを演じるヴァンサン・カッセルの危険な色気も魅力的だ。監督は『天使が隣で眠る夜』のジャック・オディアール。2002年セザール賞3部門(主演女優賞、脚本賞、録音賞)を受賞作。(斎藤 香)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
良作ですが
(2007-12-27)
あまりにうらぶれていて息苦しい。
ヴィンセント・ギャロならもっと残酷でロマンティックに作れるだろうに…
Ca demarait bien pourtant
(2007-12-01)
C'est un film qui rate son genre. Ca pouvait etre un superbe film d'amour, mais le realisateur a vouleur en faire un thriller qui finalement ne convainc qu'a moitie. C'est d'autant plus dommage que les deux acteurs principaux sont tres tres bons.
文句なしに面白い
(2007-08-15)
恋愛映画を期待して見始めると、それがあれよあれよと言う間に犯罪映画に転位してゆくリズムがじつに心地よい。地味ではあるが紛れもない傑作だと思う。
会社でも孤立しがちな難聴の女性カルラ(エマニュエル・ドゥヴォス)。読唇術という特技はあるものの美人ではなし、恋人などはもちろんいない。彼女のアシスタントとして採用された青年ポールは、刑務所帰りで保護観察中の身分(ヴァンサン・カッセル)。こういう組合せだと、必ずやハートウォーミングなラブストーリーをわれわれは予想しがちだが、そうはならないところがいかにもフランス映画だ。
カルラは深い孤独感に苛まれている。ところがその孤独感はじつはビジネスや私生活面での彼女の欲望の強さに比例しており、たんに障害に帰せられるものではない。そういうカルラの心の陰翳をドゥヴォスはじつにみごとに演じきっている。ヴァンサン・カッセルもまたムショ帰りのやり場のない苛立ちと怒りをたくみに演じていて、この二人が犯罪を通じてその葛藤をいやがうえにも深めていくさまはじつに見応えがある。とりわけドゥヴォスがこれほどの演技者だとは思わなかった。
あまり期待せずにみた映画であったが、案に相違して大変な拾いものであった。
サスペンスの醍醐味
(2007-04-23)
久々に素晴らしい脚本と演出の作品です。主演二人の演技力もさることながら、不器用に生きる二人の狡猾さ、貪欲さ、そしてナイーブな心象を実に見事に描いていきます。
ストーリーに凝ったりどんでん返しにこだわるばかりの最近のサスペンスに欠けている"心理線"というドラマを堪能できる映画であり、暗闇を生きる男女の救済もテーマであり、ラストも爽やかで素敵。
ジャケットのヴァン・サン・カッセルがとてもセクシーだったので買いましたが、買って正解でした。
繊細さがたまらない
(2006-12-11)
役者達の演技が上手く、各々の心理が手に取るように伝わってくる。
演出も粋で引き込まれる。
仕事上の駆け引き、男女の駆け引き、サスペンスとしても傑作で見ごたえ有り。
おすすめ度:
良作ですが
あまりにうらぶれていて息苦しい。
ヴィンセント・ギャロならもっと残酷でロマンティックに作れるだろうに…
Ca demarait bien pourtant
C'est un film qui rate son genre. Ca pouvait etre un superbe film d'amour, mais le realisateur a vouleur en faire un thriller qui finalement ne convainc qu'a moitie. C'est d'autant plus dommage que les deux acteurs principaux sont tres tres bons.
文句なしに面白い
恋愛映画を期待して見始めると、それがあれよあれよと言う間に犯罪映画に転位してゆくリズムがじつに心地よい。地味ではあるが紛れもない傑作だと思う。
会社でも孤立しがちな難聴の女性カルラ(エマニュエル・ドゥヴォス)。読唇術という特技はあるものの美人ではなし、恋人などはもちろんいない。彼女のアシスタントとして採用された青年ポールは、刑務所帰りで保護観察中の身分(ヴァンサン・カッセル)。こういう組合せだと、必ずやハートウォーミングなラブストーリーをわれわれは予想しがちだが、そうはならないところがいかにもフランス映画だ。
カルラは深い孤独感に苛まれている。ところがその孤独感はじつはビジネスや私生活面での彼女の欲望の強さに比例しており、たんに障害に帰せられるものではない。そういうカルラの心の陰翳をドゥヴォスはじつにみごとに演じきっている。ヴァンサン・カッセルもまたムショ帰りのやり場のない苛立ちと怒りをたくみに演じていて、この二人が犯罪を通じてその葛藤をいやがうえにも深めていくさまはじつに見応えがある。とりわけドゥヴォスがこれほどの演技者だとは思わなかった。
あまり期待せずにみた映画であったが、案に相違して大変な拾いものであった。
サスペンスの醍醐味
久々に素晴らしい脚本と演出の作品です。主演二人の演技力もさることながら、不器用に生きる二人の狡猾さ、貪欲さ、そしてナイーブな心象を実に見事に描いていきます。
ストーリーに凝ったりどんでん返しにこだわるばかりの最近のサスペンスに欠けている"心理線"というドラマを堪能できる映画であり、暗闇を生きる男女の救済もテーマであり、ラストも爽やかで素敵。
ジャケットのヴァン・サン・カッセルがとてもセクシーだったので買いましたが、買って正解でした。
繊細さがたまらない
役者達の演技が上手く、各々の心理が手に取るように伝わってくる。
演出も粋で引き込まれる。
仕事上の駆け引き、男女の駆け引き、サスペンスとしても傑作で見ごたえ有り。
