ある子供
ある子供
ジャン=ピエール・ダルデンヌ(脚本)
リュック・ダルデンヌ(脚本)
ハピネット・ピクチャーズ
グループ:DVD /ランキング:19036
価格:¥ 3,990
発売日:2006-06-23 /通常24時間以内に発送
ジャン=ピエール・ダルデンヌ(脚本)
リュック・ダルデンヌ(脚本)
ハピネット・ピクチャーズ
グループ:DVD /ランキング:19036
価格:¥ 3,990
発売日:2006-06-23 /通常24時間以内に発送
レビュー(Amazon.co.jp)
???20歳のブリュノと18歳のソニアの間に男の子が生まれた。ジミーと名付けた赤ちゃんをソニアは母親らしく世話するが、ブリュノは父親になった実感などなどく、職につかず、盗んだ盗品を売った金で生活をするという変わらぬ毎日だ。そしてソニアが目を離したスキに、彼は赤ん坊を闇取引の女に売ってしまい、そのことを知ったソニアは卒倒。病院に担ぎ込まれてしまう。事の重大さに気づいたブリュノは赤ん坊を取り戻そうとするが…。
???子どもが子どもを生んで、親になる。少女は母性に目覚め、かいがいしく面倒をみることでひとつ大人への階段を上るが、男は少年のまま、社会とかかわることもなく、その日暮らしで満足している。そんな主人公の人生の転機をドキュメンタリーのように淡々と追っていくのが本作。主人公が愛する人を失い、焦り、取り戻そうと必死に行動する姿をカメラはジッと映し出す。過剰な演出、説明的セリフはは一切ない。それゆえに、彼の変化、成長が心に染み渡るように伝わってくる。1999年『ロゼッタ』でカンヌ映画祭パルムドール大賞受賞したジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督は、2005年、本作で2度目のパルムドール大賞を受賞した。(斎藤 香)
???20歳のブリュノと18歳のソニアの間に男の子が生まれた。ジミーと名付けた赤ちゃんをソニアは母親らしく世話するが、ブリュノは父親になった実感などなどく、職につかず、盗んだ盗品を売った金で生活をするという変わらぬ毎日だ。そしてソニアが目を離したスキに、彼は赤ん坊を闇取引の女に売ってしまい、そのことを知ったソニアは卒倒。病院に担ぎ込まれてしまう。事の重大さに気づいたブリュノは赤ん坊を取り戻そうとするが…。
???子どもが子どもを生んで、親になる。少女は母性に目覚め、かいがいしく面倒をみることでひとつ大人への階段を上るが、男は少年のまま、社会とかかわることもなく、その日暮らしで満足している。そんな主人公の人生の転機をドキュメンタリーのように淡々と追っていくのが本作。主人公が愛する人を失い、焦り、取り戻そうと必死に行動する姿をカメラはジッと映し出す。過剰な演出、説明的セリフはは一切ない。それゆえに、彼の変化、成長が心に染み渡るように伝わってくる。1999年『ロゼッタ』でカンヌ映画祭パルムドール大賞受賞したジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督は、2005年、本作で2度目のパルムドール大賞を受賞した。(斎藤 香)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
難しいテーマ挑戦の心意気は買うが
(2008-05-20)
ダルデンヌ兄弟は、「息子のまなざし」を見て只者でないと感じ、今回パルムドール受賞
作品ということで期待したが、多くのレビュアー同様に期待はずれだった。難しいテーマ
挑戦の心意気は買うが、たぶんこの作家は5作品くらいで飽きられてしまうであろう。
音の無い始まり方から突然の終わり方まで、すべて同じ作り方ではないか。音が無いから
反ってリアリティを感じるのだけれど、それならドキュメンタリー作家らしく、この難題
をむしろドキュメンタリーで真っ向勝負した方が面白い作品に仕上がったかも知れない。
ラストシーン、自分の犯した愚を思い、絶望感の中で唯一身近な者の手の温もりに微かな
望みを残し涙するが、昔どこかで同じ印象を感じたことがあるなぁと思い、ふと気付いた。
模倣ではないが、イタリア映画の古典「自転車泥棒」のラストシーンと同じ感触であった。
凡作
(2008-05-18)
見る前はとても期待していましたが 失敗作でしょう結局この男は子供を愛するようになった
のかという疑問が残る どちらかと言うと彼女とやり直したいから子供を取り戻しに行った
という気がする 最後まで子供を愛しているという描写が一つでもあればいいんだけどこの
映画はそこを描いていない 子供と妻、夫の話なのに最後妻と夫が抱き合って終わったらあか
んやろ 子供も一緒に映さなきゃ カンヌでパルムドールを取ったというが僕は結構な凡作だと思う
ブリュノのように生きられるか
(2008-04-13)
ややネタばれ気味です。
タッキーが芸能人になることもなくグレたらこんな感じかもという、美青年ながら、こそ泥と転売で生きる、家もない若者ブリュノ(河原に着るものを隠して暮らしている)。けちな就職も拒否して、しまいには生まれたばかりの子供も売ってしまう(乳母車引きながら、路行く人に小銭をねだるとは、、、)。
子供を売ったことで彼女にも拒絶され(当たり前だろう)、子供を取り返すことで、闇のグループに負債を背負ってしまう。最後にバイクを持った中学生と組んで引ったくりをはかるが、、、という「おいおいおい」な内容なのですが、これがリアルなのは、一瞬先は闇という、資本に翻弄され続ける世界の青春像として、身につまされるところがあるから。一切を失ったら自分はブリュノのように生き抜くことができるか。そう考えると、おそろしく切ない映画なのです。
子どもって誰?
(2007-10-06)
アメリカ映画のお金をかけたスペクタクルも
面白いけど、結構フランス映画も面白い。
昔、冒険者たちっていうアランドロンの映画が
あったけど、当時の若者って結構お金が無いながらも、豊かだった気がする。
貧乏で、社会生活の底辺にいる若者。
物語の最後に”ある子供”の意味がわかった。
興味深い内容だが、感情移入は出来ない
(2007-09-28)
主人公のブリュノはとんでもない奴だ。当然いい意味ではない。
ブリュノは恋人のソニアとの間に息子を設けるのだが、彼はそれほど息子に関心を持っていない。定職にもつかず、そこいらの子供を使って盗品を売り捌いて金を得ている。
あげく、子供がほしい人がいると聞いて、なんとソニアに何も話さず息子を売ってしまうのだ。
ソニアが事実を知って倒れてしまったため、ブリュノは息子を取り返しに行くのだが、当然ソニアの怒りは治まらなかった。その後ブリュノは完全にソニアに見離され、彼は自業自得の言葉通りの道行きを歩むことになるのである。
登場人物は大きく分けて、ブリュノとソニア、息子のジミーの3人だが、なるほど、タイトルの『ある子供』とは、息子のジミーではなくブリュノのことか。
子供が子供を持った業、大人に成りきれなかった大人の悲劇。それが、この映画に表れている気がした。
なお、『イゴールの約束』で、「なんかこの人、リヴァー・フェニックスに似てるなあ」と思った主演のジェレミー・レニエは、今回もそんな難しい役を熱演している。リヴァーからはちょっと離れたかな。
おすすめ度:
難しいテーマ挑戦の心意気は買うが
ダルデンヌ兄弟は、「息子のまなざし」を見て只者でないと感じ、今回パルムドール受賞
作品ということで期待したが、多くのレビュアー同様に期待はずれだった。難しいテーマ
挑戦の心意気は買うが、たぶんこの作家は5作品くらいで飽きられてしまうであろう。
音の無い始まり方から突然の終わり方まで、すべて同じ作り方ではないか。音が無いから
反ってリアリティを感じるのだけれど、それならドキュメンタリー作家らしく、この難題
をむしろドキュメンタリーで真っ向勝負した方が面白い作品に仕上がったかも知れない。
ラストシーン、自分の犯した愚を思い、絶望感の中で唯一身近な者の手の温もりに微かな
望みを残し涙するが、昔どこかで同じ印象を感じたことがあるなぁと思い、ふと気付いた。
模倣ではないが、イタリア映画の古典「自転車泥棒」のラストシーンと同じ感触であった。
凡作
見る前はとても期待していましたが 失敗作でしょう結局この男は子供を愛するようになった
のかという疑問が残る どちらかと言うと彼女とやり直したいから子供を取り戻しに行った
という気がする 最後まで子供を愛しているという描写が一つでもあればいいんだけどこの
映画はそこを描いていない 子供と妻、夫の話なのに最後妻と夫が抱き合って終わったらあか
んやろ 子供も一緒に映さなきゃ カンヌでパルムドールを取ったというが僕は結構な凡作だと思う
ブリュノのように生きられるか
ややネタばれ気味です。
タッキーが芸能人になることもなくグレたらこんな感じかもという、美青年ながら、こそ泥と転売で生きる、家もない若者ブリュノ(河原に着るものを隠して暮らしている)。けちな就職も拒否して、しまいには生まれたばかりの子供も売ってしまう(乳母車引きながら、路行く人に小銭をねだるとは、、、)。
子供を売ったことで彼女にも拒絶され(当たり前だろう)、子供を取り返すことで、闇のグループに負債を背負ってしまう。最後にバイクを持った中学生と組んで引ったくりをはかるが、、、という「おいおいおい」な内容なのですが、これがリアルなのは、一瞬先は闇という、資本に翻弄され続ける世界の青春像として、身につまされるところがあるから。一切を失ったら自分はブリュノのように生き抜くことができるか。そう考えると、おそろしく切ない映画なのです。
子どもって誰?
アメリカ映画のお金をかけたスペクタクルも
面白いけど、結構フランス映画も面白い。
昔、冒険者たちっていうアランドロンの映画が
あったけど、当時の若者って結構お金が無いながらも、豊かだった気がする。
貧乏で、社会生活の底辺にいる若者。
物語の最後に”ある子供”の意味がわかった。
興味深い内容だが、感情移入は出来ない
主人公のブリュノはとんでもない奴だ。当然いい意味ではない。
ブリュノは恋人のソニアとの間に息子を設けるのだが、彼はそれほど息子に関心を持っていない。定職にもつかず、そこいらの子供を使って盗品を売り捌いて金を得ている。
あげく、子供がほしい人がいると聞いて、なんとソニアに何も話さず息子を売ってしまうのだ。
ソニアが事実を知って倒れてしまったため、ブリュノは息子を取り返しに行くのだが、当然ソニアの怒りは治まらなかった。その後ブリュノは完全にソニアに見離され、彼は自業自得の言葉通りの道行きを歩むことになるのである。
登場人物は大きく分けて、ブリュノとソニア、息子のジミーの3人だが、なるほど、タイトルの『ある子供』とは、息子のジミーではなくブリュノのことか。
子供が子供を持った業、大人に成りきれなかった大人の悲劇。それが、この映画に表れている気がした。
なお、『イゴールの約束』で、「なんかこの人、リヴァー・フェニックスに似てるなあ」と思った主演のジェレミー・レニエは、今回もそんな難しい役を熱演している。リヴァーからはちょっと離れたかな。
