ル・コルビュジェ DVD-BOX
カスタマーレビュー
おすすめ度:
コルビュジェの本当の魅力は機能美ではない…では何なのか。
(2008-12-29)
モダニズムの三大巨匠の筆頭と言ってもいい、コルビュジェの作品を余すところ無く追ったDVDである。
コルビュジェはとかく「ドミノ」や現代建築にそのままつながる機能美という側面で捉えられがちだが、実際はそうした極めて機能的で見かけのこっそりと姿を現す「有機的デザイン」こそが魅力であると私は思う。
その筆頭はロンシャンの教会だろうが、サヴォワ邸(1929年)のバスルームなどにもその片鱗が伺える。そう、あえて言えばアールデコ的とでもいうか…。
これは不思議と彼の建築のほとんどに見ることが出来る。
一見、団地のような集合住宅でも、その足元支える大きな柱は単なる角柱でも円柱でもなく、優美な曲線を描いた流線型のような柱が支えていたりする。
そういうさりげない表現に、私はコルビュジェの画家でもあった美意識というものを感じてならない。そして、室内は以外とカラフルであったりもする…。
私の視点は、一般的なコルビュジェ評価の視点とは全く違うのかもしれないが、そういうところに注目するべきであると切に思ってしまう。
世界的建築家である安藤忠雄は、若い頃コルビュジェの本を広げて徹底的に図面を写して練習したという。そしてコルビュジェに惚れ抜いてもいた。
しかし、コルビュジェの最も勉強しなければならないところは、例えばこのDVD-BOXの箱の表紙にもなっているロンシャンの教会の壁と屋根のコンクリートの色が違うというところであるようなことだと思う。全部白く塗っても良かったろうし、全部打ちっ放しのコンクリ壁でも良かっただろうが、あえて色を変えているところこそが重要なのだ。
ここが、コルビュジェと全てコンクリート打ちっ放しにしてしまう安藤忠雄との違いでもあり、この差は極めて大きいことであるとも思う。
建築だけではなくて、デザインや、芸術全般に関心のある人は是非ともご覧になるといいでしょう。
極めて得るものは大きいですよ。
コルビュジエオタクならどうぞ
(2008-06-21)
コルビュジエの理屈が延々と、もごもごした仏語で語られます。日本語字幕です。
ともすると音楽も印象的でなく、地味な構成なので、疲れているときだと居眠りしそうになります。フランス特有のけだるさというか。。。
当時の車が走る町並みやら、鳥の翼を模したものをばたつかせ飛行しようとする映像やら、コルビに直接関係のないモノクロ映像に結構時間が割かれていて、
こういうのはいらないからDVD1枚にまとめて欲しかったかな。
彫刻など彼のアート作品についてもかなり語られています。ピカソのようなミトコンドリア?のような・・・
彼の造る建物のインテリアに、不思議とそれらがマッチしています。建築にはあんなに理詰めなのに、アートだとなんでああなっちゃうんでしょう?
コルビュジェ
(2007-10-22)
いわずと知れたモダニズムの巨匠、コルビュジェのDVD-BOX。
コルビュジェ自身の貴重な解説と共に、主な建築物を追っていける様な内容になってます。
絞り切りで語られる事の多い巨匠を色んな切り口から解説していて、中でも意外だったのが彼自身による絵と彫刻。
近代建築五原則を掲げ、20世紀初頭の工業技術を擁護しながら洗練された数学的整合性を感じさせる建築を具現し、日本だと家具が有名なコルビュジェのドローイングや彫刻には、建築作品には見られない自由な色彩、形態を具現化していて素直に関心してしまいました。同時代のダダ=シュルレアリスムにも共振するかの様。
時代のコンテキストを色々重ね合わせるとさらに違った角度から見れるんじゃないかという事と共にもちろん有名作品も映像で見れるという事で、一見の価値アリなんじゃないかと思いました。いや、流石巨匠と妙に納得。
すっごく頑固者っぽい!
(2006-11-06)
昔、「ユリイカ」の別冊にビデオの広告が出てたんですけど10万近くした記憶があります。それがついにDVDになって、この値段! 買っちゃいました。もちろん全部の作品が網羅されてるわけではありませんが(きっとインタビューのテープで喋ってる内容に合致するものを撮影したんだと思う)、それでもサヴォワ邸、マルセイユのユニテ、インドのチャンディガール、ロンシャンの礼拝堂など、ビリビリ来る名作のオンパレード! 80年代に撮影された映像もさることながら、昔の記録映像(ニュース映画用?)もけっこう使われてるし、あの眼鏡のコルビュジェ(「まあだだよ」の内田百けん先生みたい!)が美人レポーターを相手に脂下がりながら蕩々と時節を述べている姿も面白いです。いやいやホントに唯一無二。
貴重な映像とCG技術で楽しませてくれる
(2006-10-16)
コルビュジェによるコルビュジェツアーです。
本人解説に勝るものないです。
これ建築系の人にとっては必須ぐらいの勢いだと思います。
(もちろんジャンルは問いません)
ミースも見たい。。
いやー、これを知らないのは可哀想なくらい。
建築体験は実物でしか味わえないでしょうが、
思想はその人の言葉から聴くのが一番分かりやすいと思いました。
おすすめ度:
コルビュジェの本当の魅力は機能美ではない…では何なのか。
モダニズムの三大巨匠の筆頭と言ってもいい、コルビュジェの作品を余すところ無く追ったDVDである。
コルビュジェはとかく「ドミノ」や現代建築にそのままつながる機能美という側面で捉えられがちだが、実際はそうした極めて機能的で見かけのこっそりと姿を現す「有機的デザイン」こそが魅力であると私は思う。
その筆頭はロンシャンの教会だろうが、サヴォワ邸(1929年)のバスルームなどにもその片鱗が伺える。そう、あえて言えばアールデコ的とでもいうか…。
これは不思議と彼の建築のほとんどに見ることが出来る。
一見、団地のような集合住宅でも、その足元支える大きな柱は単なる角柱でも円柱でもなく、優美な曲線を描いた流線型のような柱が支えていたりする。
そういうさりげない表現に、私はコルビュジェの画家でもあった美意識というものを感じてならない。そして、室内は以外とカラフルであったりもする…。
私の視点は、一般的なコルビュジェ評価の視点とは全く違うのかもしれないが、そういうところに注目するべきであると切に思ってしまう。
世界的建築家である安藤忠雄は、若い頃コルビュジェの本を広げて徹底的に図面を写して練習したという。そしてコルビュジェに惚れ抜いてもいた。
しかし、コルビュジェの最も勉強しなければならないところは、例えばこのDVD-BOXの箱の表紙にもなっているロンシャンの教会の壁と屋根のコンクリートの色が違うというところであるようなことだと思う。全部白く塗っても良かったろうし、全部打ちっ放しのコンクリ壁でも良かっただろうが、あえて色を変えているところこそが重要なのだ。
ここが、コルビュジェと全てコンクリート打ちっ放しにしてしまう安藤忠雄との違いでもあり、この差は極めて大きいことであるとも思う。
建築だけではなくて、デザインや、芸術全般に関心のある人は是非ともご覧になるといいでしょう。
極めて得るものは大きいですよ。
コルビュジエオタクならどうぞ
コルビュジエの理屈が延々と、もごもごした仏語で語られます。日本語字幕です。
ともすると音楽も印象的でなく、地味な構成なので、疲れているときだと居眠りしそうになります。フランス特有のけだるさというか。。。
当時の車が走る町並みやら、鳥の翼を模したものをばたつかせ飛行しようとする映像やら、コルビに直接関係のないモノクロ映像に結構時間が割かれていて、
こういうのはいらないからDVD1枚にまとめて欲しかったかな。
彫刻など彼のアート作品についてもかなり語られています。ピカソのようなミトコンドリア?のような・・・
彼の造る建物のインテリアに、不思議とそれらがマッチしています。建築にはあんなに理詰めなのに、アートだとなんでああなっちゃうんでしょう?
コルビュジェ
いわずと知れたモダニズムの巨匠、コルビュジェのDVD-BOX。
コルビュジェ自身の貴重な解説と共に、主な建築物を追っていける様な内容になってます。
絞り切りで語られる事の多い巨匠を色んな切り口から解説していて、中でも意外だったのが彼自身による絵と彫刻。
近代建築五原則を掲げ、20世紀初頭の工業技術を擁護しながら洗練された数学的整合性を感じさせる建築を具現し、日本だと家具が有名なコルビュジェのドローイングや彫刻には、建築作品には見られない自由な色彩、形態を具現化していて素直に関心してしまいました。同時代のダダ=シュルレアリスムにも共振するかの様。
時代のコンテキストを色々重ね合わせるとさらに違った角度から見れるんじゃないかという事と共にもちろん有名作品も映像で見れるという事で、一見の価値アリなんじゃないかと思いました。いや、流石巨匠と妙に納得。
すっごく頑固者っぽい!
昔、「ユリイカ」の別冊にビデオの広告が出てたんですけど10万近くした記憶があります。それがついにDVDになって、この値段! 買っちゃいました。もちろん全部の作品が網羅されてるわけではありませんが(きっとインタビューのテープで喋ってる内容に合致するものを撮影したんだと思う)、それでもサヴォワ邸、マルセイユのユニテ、インドのチャンディガール、ロンシャンの礼拝堂など、ビリビリ来る名作のオンパレード! 80年代に撮影された映像もさることながら、昔の記録映像(ニュース映画用?)もけっこう使われてるし、あの眼鏡のコルビュジェ(「まあだだよ」の内田百けん先生みたい!)が美人レポーターを相手に脂下がりながら蕩々と時節を述べている姿も面白いです。いやいやホントに唯一無二。
貴重な映像とCG技術で楽しませてくれる
コルビュジェによるコルビュジェツアーです。
本人解説に勝るものないです。
これ建築系の人にとっては必須ぐらいの勢いだと思います。
(もちろんジャンルは問いません)
ミースも見たい。。
いやー、これを知らないのは可哀想なくらい。
建築体験は実物でしか味わえないでしょうが、
思想はその人の言葉から聴くのが一番分かりやすいと思いました。
