普通の人々 [DVD]
カスタマーレビュー
おすすめ度:
何度観ても感動します。
(2008-11-05)
とても昔の映画ですが、今観ても感動します。
この映画を映画館で当時観た時は、
「あまり良くわからない」といった感想でした。
当時、ロバートレッドフォードが監督だったのと、
それまでの映画のテーマから随分外れた映画で
(普通の人々の生活を描いているから)
ここまで人々の話題になった映画がなかったので、
大いに期待して観に行ったのに、
良く理解できなかったので、失望したのを覚えています。
でも、今では大変素晴らしい映画だとわかります。
長男が生きている時にかろうじてバランスが取れていた家庭が
長男の死によって、残された3人の人間関係が
いかに危ういものかが明らかになってしまったのです。
しかし、ここで素晴らしいのは父親の選択です。
次男の心の葛藤を理解しようとし、
大いに手を差し伸べます。
裕福なアメリカの家庭の物語ですが、
幸福とは何かを考えさせられる映画だと思うので、
是非、観てほしい。
僕は けっこう母親に同情的なんです。
(2008-06-27)
僕は けっこう母親に同情的なんです。 あの母親は、長男を亡くしています。
母親にとって最初の男の子(長男)は、もの凄く可愛いんだと思います。
父親も大変だと思いますが、愛する妻の為にカウンセラーになったつもりで、彼女の感情を共感してあげたら良かったんじゃないかなぁ、と思いました。
彼女にしたら「私の事なんか、誰も分かってくれない!」、彼女は孤独だったんだ、と思います。
共に泣いてくれる人がいれば、人間 孤独でなくなる、と言います。
劇中、分析医も次男に向かって言ってます。
「ママは愛情表現がヘタなんだ」
カウンセリングのプロは相手の訴えを聴く際に、「受容」「共感」「支持」「保証」「説得」と云う「聞く技術」をもって対応する。
このプロセスのうち、特に重要したいのが「受容」「共感」「支持」の三つ。
頭ごなしに相手の主張を否定してはいけない。
まず聞く耳を持ち(受容)、相手の立場を理解し(共感)、それを可能な限りサポートする(支持)と云う姿勢を見せるといいだろう。
なかでも女性の話を聞く際には「共感」することを大切にするべきだ。
女性は共感能力が大変発達している。
だから、「それは、大変だったねえ」「その気持ち、よくわかるよ」と云うように、相手の立場を理解し、共感の意思を鮮明に打ち出すことが必要なのだ。
これは「フリ」でもかまわない。
とにかく最初に「この人ならわかってくれそう」「なかなか話せるじゃない」と云う印象を抱かせることが必要なのだ。
医学博士/心療内科医 姫野友美 著 「女はなぜ 突然怒り出すのか?」より
女にとって、理想の男は自分専属のカウンセラーになってくれるような男だと思います。
男性諸君 大変だけど頑張ろうゼ!
崩壊していく中流家庭の悲劇を静かに見据えた名作
(2007-11-03)
ロマンティックな正統派2枚目スターのロバート・レッドフォードの初監督作品は以外にも地味な家庭劇で、この作品で彼はアカデミー賞の監督賞を受賞しています。
話の内容は、長男をヨットの事故で亡くした家族3人の物語で、次男(ティモシーハットン)は長男の死に対する自責の念から逃れられず精神的のバランスを失いかけている。父親(ドナルド・サダーランド)は平凡なサラリーマンで、次男が気になるが接し方がわからず悩む、母親(メアリー・タイラー・ムーア)は溺愛していた長男の死から立ち直れず次男に冷たく当たってしまう一方で、社交的で世間体を気にすることは忘れない。
冒頭の朝食の場面で、食欲がないと訴える次男の食べ物をサッと捨ててしまう母親と、その冷たさにとまどう父親。この有名なシーンにこの映画の登場人物である家族3人の関係が見事に表現されていた。回想で出てくる長男の死以外には大きな事件もなく、淡々とした描写で見事に家族の崩壊していく様子を描いている。
この家族を演じる俳優達の演技が素晴らしい。アカデミー賞受賞のティモシー・ハットンはもちろんのこと、母親を演じるメアリー・タイラー・ムーアも一歩間違えれば観客に反感のみを抱かせてしまうような人物を見事に演じきり、次男に抱きしめられた後の戸惑いの後姿も見事であった。また次男の精神科医を演じるジャード・ハッシュも名演だった。しかし最大の驚きはドナルド・サザーランドであろう。「マッシュ」「赤い影」「1900年」「カサノバ」とエキセントリックな役柄を演じてきた彼の抑えた演技の素晴らしさは、同じアメリカの中流家庭の崩壊を描いた「アメリカン・ビューティー」のケビン・スペイシーも足元に及ばないほどだった。
親が万能と思った時代
(2007-07-31)
まだ“うつ”という病名があまり知られていなかった時代の映画です。 母に愛されない多感な頃の自分を救ってくれた映画です。 現代でもまだ日本では、親の悪口をいうものは「育ててもらってるのに」と一言で終わります。 値段もお買い得になりましたし、そんな人に見てほしいです。
フレンチ・トーストの呪い
(2007-06-21)
冒頭母親が息子のためにフレンチ・トーストを作っています。
そこへ降りてきた息子。
「食欲がないんだ。」
すると母親は「あら、そう!」といってそのフレンチ・トーストをゴミ箱へ投げ捨てます。
繊細すぎる息子と冷たい母親の関係を表すエピソードですが、日本人としてはこの部分はギクリとして寒気さえおこしてしまいました。
食べ物を粗末にしてもったいない!お百姓さんに申し訳がたたねえだ。そもそもお米という字は八十八回の手間をかけて作るから・・・
それからはもういけません、息子が精神不安定になれば「もったいないことするから罰が当たったんだ!」
母親がヒステリー起こせば「フレンチ・トーストを捨てるようなことするから自業自得だ!」
挙句は長男が死んだのも「フレンチ・トーストの呪いだよ!」
ラスト、母親が出て行ったときも「食べ物を粗末にする奴は出て行って当然!」としか思えませんでした。
パイ合戦の国アメリカ。
食べ物をコントに使えば「食べ物を粗末にして笑いをとるなんてけしからん」という投書が来る国日本。
アメリカ人の精神構造ってどっか日本人と相容れないところがありますよね。
人気スターロバート・レッドフォードが監督した第一作です。
非常に真面目で手堅く撮った作品です。
でも真面目で手堅いからといって面白いとは限らないことを証明した作品でもあります。
おすすめ度:
何度観ても感動します。
とても昔の映画ですが、今観ても感動します。
この映画を映画館で当時観た時は、
「あまり良くわからない」といった感想でした。
当時、ロバートレッドフォードが監督だったのと、
それまでの映画のテーマから随分外れた映画で
(普通の人々の生活を描いているから)
ここまで人々の話題になった映画がなかったので、
大いに期待して観に行ったのに、
良く理解できなかったので、失望したのを覚えています。
でも、今では大変素晴らしい映画だとわかります。
長男が生きている時にかろうじてバランスが取れていた家庭が
長男の死によって、残された3人の人間関係が
いかに危ういものかが明らかになってしまったのです。
しかし、ここで素晴らしいのは父親の選択です。
次男の心の葛藤を理解しようとし、
大いに手を差し伸べます。
裕福なアメリカの家庭の物語ですが、
幸福とは何かを考えさせられる映画だと思うので、
是非、観てほしい。
僕は けっこう母親に同情的なんです。
僕は けっこう母親に同情的なんです。 あの母親は、長男を亡くしています。
母親にとって最初の男の子(長男)は、もの凄く可愛いんだと思います。
父親も大変だと思いますが、愛する妻の為にカウンセラーになったつもりで、彼女の感情を共感してあげたら良かったんじゃないかなぁ、と思いました。
彼女にしたら「私の事なんか、誰も分かってくれない!」、彼女は孤独だったんだ、と思います。
共に泣いてくれる人がいれば、人間 孤独でなくなる、と言います。
劇中、分析医も次男に向かって言ってます。
「ママは愛情表現がヘタなんだ」
カウンセリングのプロは相手の訴えを聴く際に、「受容」「共感」「支持」「保証」「説得」と云う「聞く技術」をもって対応する。
このプロセスのうち、特に重要したいのが「受容」「共感」「支持」の三つ。
頭ごなしに相手の主張を否定してはいけない。
まず聞く耳を持ち(受容)、相手の立場を理解し(共感)、それを可能な限りサポートする(支持)と云う姿勢を見せるといいだろう。
なかでも女性の話を聞く際には「共感」することを大切にするべきだ。
女性は共感能力が大変発達している。
だから、「それは、大変だったねえ」「その気持ち、よくわかるよ」と云うように、相手の立場を理解し、共感の意思を鮮明に打ち出すことが必要なのだ。
これは「フリ」でもかまわない。
とにかく最初に「この人ならわかってくれそう」「なかなか話せるじゃない」と云う印象を抱かせることが必要なのだ。
医学博士/心療内科医 姫野友美 著 「女はなぜ 突然怒り出すのか?」より
女にとって、理想の男は自分専属のカウンセラーになってくれるような男だと思います。
男性諸君 大変だけど頑張ろうゼ!
崩壊していく中流家庭の悲劇を静かに見据えた名作
ロマンティックな正統派2枚目スターのロバート・レッドフォードの初監督作品は以外にも地味な家庭劇で、この作品で彼はアカデミー賞の監督賞を受賞しています。
話の内容は、長男をヨットの事故で亡くした家族3人の物語で、次男(ティモシーハットン)は長男の死に対する自責の念から逃れられず精神的のバランスを失いかけている。父親(ドナルド・サダーランド)は平凡なサラリーマンで、次男が気になるが接し方がわからず悩む、母親(メアリー・タイラー・ムーア)は溺愛していた長男の死から立ち直れず次男に冷たく当たってしまう一方で、社交的で世間体を気にすることは忘れない。
冒頭の朝食の場面で、食欲がないと訴える次男の食べ物をサッと捨ててしまう母親と、その冷たさにとまどう父親。この有名なシーンにこの映画の登場人物である家族3人の関係が見事に表現されていた。回想で出てくる長男の死以外には大きな事件もなく、淡々とした描写で見事に家族の崩壊していく様子を描いている。
この家族を演じる俳優達の演技が素晴らしい。アカデミー賞受賞のティモシー・ハットンはもちろんのこと、母親を演じるメアリー・タイラー・ムーアも一歩間違えれば観客に反感のみを抱かせてしまうような人物を見事に演じきり、次男に抱きしめられた後の戸惑いの後姿も見事であった。また次男の精神科医を演じるジャード・ハッシュも名演だった。しかし最大の驚きはドナルド・サザーランドであろう。「マッシュ」「赤い影」「1900年」「カサノバ」とエキセントリックな役柄を演じてきた彼の抑えた演技の素晴らしさは、同じアメリカの中流家庭の崩壊を描いた「アメリカン・ビューティー」のケビン・スペイシーも足元に及ばないほどだった。
親が万能と思った時代
まだ“うつ”という病名があまり知られていなかった時代の映画です。 母に愛されない多感な頃の自分を救ってくれた映画です。 現代でもまだ日本では、親の悪口をいうものは「育ててもらってるのに」と一言で終わります。 値段もお買い得になりましたし、そんな人に見てほしいです。
フレンチ・トーストの呪い
冒頭母親が息子のためにフレンチ・トーストを作っています。
そこへ降りてきた息子。
「食欲がないんだ。」
すると母親は「あら、そう!」といってそのフレンチ・トーストをゴミ箱へ投げ捨てます。
繊細すぎる息子と冷たい母親の関係を表すエピソードですが、日本人としてはこの部分はギクリとして寒気さえおこしてしまいました。
食べ物を粗末にしてもったいない!お百姓さんに申し訳がたたねえだ。そもそもお米という字は八十八回の手間をかけて作るから・・・
それからはもういけません、息子が精神不安定になれば「もったいないことするから罰が当たったんだ!」
母親がヒステリー起こせば「フレンチ・トーストを捨てるようなことするから自業自得だ!」
挙句は長男が死んだのも「フレンチ・トーストの呪いだよ!」
ラスト、母親が出て行ったときも「食べ物を粗末にする奴は出て行って当然!」としか思えませんでした。
パイ合戦の国アメリカ。
食べ物をコントに使えば「食べ物を粗末にして笑いをとるなんてけしからん」という投書が来る国日本。
アメリカ人の精神構造ってどっか日本人と相容れないところがありますよね。
人気スターロバート・レッドフォードが監督した第一作です。
非常に真面目で手堅く撮った作品です。
でも真面目で手堅いからといって面白いとは限らないことを証明した作品でもあります。
