イカとクジラ [DVD]
イカとクジラ [DVD]
ノア・バームバック(脚本)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
グループ:DVD /ランキング:37243
価格:¥ 3,416
発売日:2007-06-20 /通常24時間以内に発送
ノア・バームバック(脚本)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
グループ:DVD /ランキング:37243
価格:¥ 3,416
発売日:2007-06-20 /通常24時間以内に発送
レビュー(Amazon.co.jp)
???1986年ブルックリン。バークマン家のバーナードと妻ジョアンは離婚することになった。16才の息子ウォルトと12才の弟フランクは、曜日によって父の家、母の家と別れて暮らすことになった。普通じゃない生活にとまどいながらも、受け入れなければならないと、息子ふたりは努力する。しかし、心はずっと諦めともとまどいともつかない複雑な感情で、揺れ動いていた。
???ウェス・アンダーソン監督の『ライフ・アクアティック』を共同脚本したノア・バームバック監督作。両親の離婚で風変わりな生活に直面せざるをえなくなった兄弟の複雑な心情を、ユーモアを含みながら描いた人間ドラマ。作家としての成功から遠のいてしまった父と、作家として成功した母という皮肉な元夫婦の心のすれ違いが、曜日を決めて両親のもとを往来する兄弟の心を傷つけていく。若いのにすでに人生を諦観しているように見える兄弟が悲しい。家族とは、子どもにとっての両親の存在とは…と、シリアスな問題をシニカルなユーモアのオブラートで包んで見せる人間ドラマ。(斎藤 香)
???1986年ブルックリン。バークマン家のバーナードと妻ジョアンは離婚することになった。16才の息子ウォルトと12才の弟フランクは、曜日によって父の家、母の家と別れて暮らすことになった。普通じゃない生活にとまどいながらも、受け入れなければならないと、息子ふたりは努力する。しかし、心はずっと諦めともとまどいともつかない複雑な感情で、揺れ動いていた。
???ウェス・アンダーソン監督の『ライフ・アクアティック』を共同脚本したノア・バームバック監督作。両親の離婚で風変わりな生活に直面せざるをえなくなった兄弟の複雑な心情を、ユーモアを含みながら描いた人間ドラマ。作家としての成功から遠のいてしまった父と、作家として成功した母という皮肉な元夫婦の心のすれ違いが、曜日を決めて両親のもとを往来する兄弟の心を傷つけていく。若いのにすでに人生を諦観しているように見える兄弟が悲しい。家族とは、子どもにとっての両親の存在とは…と、シリアスな問題をシニカルなユーモアのオブラートで包んで見せる人間ドラマ。(斎藤 香)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
苦笑が止まない面白さがちらほらと続く
(2008-05-07)
両親の職業やら‥その辺は置いておき、とことんダメ家族を描いた様な、苦笑が止まない面白さが延々と続く映画でした。
雰囲気的には『こういう家庭よくあるなぁ』と思わせる所がまた上手く描けていた様に思います。
見ながら『‥ったく、どうしようもないねぇ』って、つい言いたくなってしまいました(笑)。
マッケンローは偉大である。
(2008-01-12)
作家である父。元は専業主婦だったのに、片手間で始めた文筆業で人気を得、夫より人気作家になってしまった妻。いつの間にか心の離れてしまった父と母が突然の離婚ということになり、息子2人は父と母のところを半分半分で生活するようになります。当然子供たちはどちらの生活にもなじまず、不安定な心のまま問題行動を起こすようになるのですが…といっても、大人の事情は元の生活に戻ることはできないのです。。。こういうとき、男性のほうがかなり本気で「修復可能」と思い、女性はある意味前向き(笑)、一度決めたことを元通りに戻そうとは思いません。そんなことの浅はかさを分かっているのかもしれませんし、子供がハッピーになる方法は、今はまだ無理としても、元さやに戻るだけではなく、子供が成長して理解してくれることに賭ける傾向にあるのでしょう。タイトルの「イカとクジラ」はスミソニアン博物館の中のアトラクションで、主人公の少年が幼いころ母親と見に行ってたいそう怖かったという記憶。その時には眠れないほど怖いことも、時間が経つうちに慣れていくのかな…(コワイ気持はいつまでも忘れないにしても)耐えられないというほどにはならない、という家族という入れ物に放り込まれた子供のやるせなさが書かれています。時代は1986年。テニスをする場面が多いのですが、ラケットがまだウッド。バックハンドはジミーコナーズの両手打ち。新しいもん好きのお父さんが、マッケンローの片手バックハンドをマスターしようとしているのがおかしい。
「その」イカと「その」クジラ
(2007-10-30)
パロディ映画と違います。
アカデミー脚本賞にノミネートされた、鋭く細かい人物描写(ため息出るくらい)が、僕のココロにもビンビン来ます。
舞台はアメリカです。夫婦ともに作家なんですが、妻は最近脚光を浴び始めた作家。
旦那は『昔成功していたコトさえ忘れたれた』作家。
プライドだけは高く、そんな自分の妻を認めるコトが出来ない『小さい男』。
そして、そんな父に心酔する長男と、母親をかばう次男の四人家族を、徹底的にリアルに描いてます。
前半、とにかくイタイ。
小心者、虚勢を張るコト、妻を、他の文学、作家を徹底的に批判して自分を偉くみせるコトしか出来ない父親と、その外面性、『中身の無さ』を受け継いでしまった長男。
また、そう言うトコロを見ていて、うまく受け流せない妻。
夫婦の亀裂は深まり、ついに離婚。
母親をかばう次男も、これを契機に学校でも自宅でも奇行を繰り返し始める・・・・と、『八方塞がりな家族』『人間のダメな部分』が徹底的に描かれます。
ストーリーは、この長男の行動で希望を感じさせるフィニッシュを迎えますが、こんなん僕大好きです。
観せ過ぎない。(ものすごぉアッサリです)これも、日本のドラマでは観れない終わり方やと思います。
その時に『イカとクジラ』の意味も解ってきます。
原題ではは『the SQUID and the WHALE』。
『そのイカとそのクジラ』・・・・
『その』ってどの?
・・・・皆さんの『イカとクジラ』は
何ですか?
オススメです。
傷ついたカスガイ
(2007-09-08)
子はカスガイなどと言いますが、そのカスガイがどれほどもろくて弱々しく、傷つきやすいのかという、家族崩壊の真っ只中の兄弟から描いています。
徐々に壊れていく兄弟がかわいそうな気持ちになる。
テニスの勝負とか、暗示的ながら全てを語るがごとくわかりやすく演出されていますが、心理的にじわじわと暗い描写が多いせいなのか、中盤は見ていてつらいかもしれません。
人物的描写的には血液型の好きな人が観たらコイツは何型だといいたくなりそうな描写がおもしろいですね。
苦笑ばかりさせられた
(2007-05-18)
インテリな両親を持つ子供たちの苦悩というのが、いかにもアメリカ的で、性の問題も含めてかなり赤裸々に描いています。
思春期の息子に、母親の浮気が原因で離婚したとを正直に告げる父親。これまで浮気した男たちについてのことを話し、離婚後、小学生の息子のテニス・コーチと親密になってしまう母親。こんな両親イヤダよなぁ...。
そんな身勝手な両親に振り回される2人の息子だが、複雑な葛藤を抱えながらも成長していく姿がシュールだし、多くの人間が持つであろう、恥ずかしくてイタイ部分、せこさ、そうした部分を徹底的に見せます。それはブラックユーモアとして笑いを誘うけれども、これは自分自身を笑っているのかと、はたと気づかされます。(苦笑)
インテリであっても馬鹿な人間はいるし、人間の価値は知識の多さではない。そんな当たり前のことが父親もウォルトも分からない。でも、やがてウォルトは気づく。自分が父親と同じ種類の人間であることを...。
ラスト、本作のタイトルの意味がわかります。トラウマとなりつつも楽しかった思い出。子供の頃の記憶を遡ると、思わぬ真実にたどり着くものだよね。さて、私にとっての『イカとクジラ』はなんだろう? 思いつかない、と言うか思い出せない。(苦笑)
以下、オマケです。
父親が心臓発作で倒れ、救急車で運ばれるとき、「デグラス」とつぶやきます。これは、ゴダールの「勝手にしやがれ」でジャン・ポール・ベルモンドが自分自身への独り言(「お前って最低だな」)なんだけど、周りの人たちは理解できない。この事態に陥って映画のセリフを引用し、それがスベッてしまうところがこの父親らしい。(苦笑)
おすすめ度:
苦笑が止まない面白さがちらほらと続く
両親の職業やら‥その辺は置いておき、とことんダメ家族を描いた様な、苦笑が止まない面白さが延々と続く映画でした。
雰囲気的には『こういう家庭よくあるなぁ』と思わせる所がまた上手く描けていた様に思います。
見ながら『‥ったく、どうしようもないねぇ』って、つい言いたくなってしまいました(笑)。
マッケンローは偉大である。
作家である父。元は専業主婦だったのに、片手間で始めた文筆業で人気を得、夫より人気作家になってしまった妻。いつの間にか心の離れてしまった父と母が突然の離婚ということになり、息子2人は父と母のところを半分半分で生活するようになります。当然子供たちはどちらの生活にもなじまず、不安定な心のまま問題行動を起こすようになるのですが…といっても、大人の事情は元の生活に戻ることはできないのです。。。こういうとき、男性のほうがかなり本気で「修復可能」と思い、女性はある意味前向き(笑)、一度決めたことを元通りに戻そうとは思いません。そんなことの浅はかさを分かっているのかもしれませんし、子供がハッピーになる方法は、今はまだ無理としても、元さやに戻るだけではなく、子供が成長して理解してくれることに賭ける傾向にあるのでしょう。タイトルの「イカとクジラ」はスミソニアン博物館の中のアトラクションで、主人公の少年が幼いころ母親と見に行ってたいそう怖かったという記憶。その時には眠れないほど怖いことも、時間が経つうちに慣れていくのかな…(コワイ気持はいつまでも忘れないにしても)耐えられないというほどにはならない、という家族という入れ物に放り込まれた子供のやるせなさが書かれています。時代は1986年。テニスをする場面が多いのですが、ラケットがまだウッド。バックハンドはジミーコナーズの両手打ち。新しいもん好きのお父さんが、マッケンローの片手バックハンドをマスターしようとしているのがおかしい。
「その」イカと「その」クジラ
パロディ映画と違います。
アカデミー脚本賞にノミネートされた、鋭く細かい人物描写(ため息出るくらい)が、僕のココロにもビンビン来ます。
舞台はアメリカです。夫婦ともに作家なんですが、妻は最近脚光を浴び始めた作家。
旦那は『昔成功していたコトさえ忘れたれた』作家。
プライドだけは高く、そんな自分の妻を認めるコトが出来ない『小さい男』。
そして、そんな父に心酔する長男と、母親をかばう次男の四人家族を、徹底的にリアルに描いてます。
前半、とにかくイタイ。
小心者、虚勢を張るコト、妻を、他の文学、作家を徹底的に批判して自分を偉くみせるコトしか出来ない父親と、その外面性、『中身の無さ』を受け継いでしまった長男。
また、そう言うトコロを見ていて、うまく受け流せない妻。
夫婦の亀裂は深まり、ついに離婚。
母親をかばう次男も、これを契機に学校でも自宅でも奇行を繰り返し始める・・・・と、『八方塞がりな家族』『人間のダメな部分』が徹底的に描かれます。
ストーリーは、この長男の行動で希望を感じさせるフィニッシュを迎えますが、こんなん僕大好きです。
観せ過ぎない。(ものすごぉアッサリです)これも、日本のドラマでは観れない終わり方やと思います。
その時に『イカとクジラ』の意味も解ってきます。
原題ではは『the SQUID and the WHALE』。
『そのイカとそのクジラ』・・・・
『その』ってどの?
・・・・皆さんの『イカとクジラ』は
何ですか?
オススメです。
傷ついたカスガイ
子はカスガイなどと言いますが、そのカスガイがどれほどもろくて弱々しく、傷つきやすいのかという、家族崩壊の真っ只中の兄弟から描いています。
徐々に壊れていく兄弟がかわいそうな気持ちになる。
テニスの勝負とか、暗示的ながら全てを語るがごとくわかりやすく演出されていますが、心理的にじわじわと暗い描写が多いせいなのか、中盤は見ていてつらいかもしれません。
人物的描写的には血液型の好きな人が観たらコイツは何型だといいたくなりそうな描写がおもしろいですね。
苦笑ばかりさせられた
インテリな両親を持つ子供たちの苦悩というのが、いかにもアメリカ的で、性の問題も含めてかなり赤裸々に描いています。
思春期の息子に、母親の浮気が原因で離婚したとを正直に告げる父親。これまで浮気した男たちについてのことを話し、離婚後、小学生の息子のテニス・コーチと親密になってしまう母親。こんな両親イヤダよなぁ...。
そんな身勝手な両親に振り回される2人の息子だが、複雑な葛藤を抱えながらも成長していく姿がシュールだし、多くの人間が持つであろう、恥ずかしくてイタイ部分、せこさ、そうした部分を徹底的に見せます。それはブラックユーモアとして笑いを誘うけれども、これは自分自身を笑っているのかと、はたと気づかされます。(苦笑)
インテリであっても馬鹿な人間はいるし、人間の価値は知識の多さではない。そんな当たり前のことが父親もウォルトも分からない。でも、やがてウォルトは気づく。自分が父親と同じ種類の人間であることを...。
ラスト、本作のタイトルの意味がわかります。トラウマとなりつつも楽しかった思い出。子供の頃の記憶を遡ると、思わぬ真実にたどり着くものだよね。さて、私にとっての『イカとクジラ』はなんだろう? 思いつかない、と言うか思い出せない。(苦笑)
以下、オマケです。
父親が心臓発作で倒れ、救急車で運ばれるとき、「デグラス」とつぶやきます。これは、ゴダールの「勝手にしやがれ」でジャン・ポール・ベルモンドが自分自身への独り言(「お前って最低だな」)なんだけど、周りの人たちは理解できない。この事態に陥って映画のセリフを引用し、それがスベッてしまうところがこの父親らしい。(苦笑)
