ミスト [DVD]
カスタマーレビュー
おすすめ度:
ホラーの醍醐味をもちながら、同時に、人間の心の暗黒を観るハイレベルな傑作
(2009-01-07)
絶対観たほうがいい映画の登場です。
でも、怖い。すっごく怖いです。恐ろしい。
それは、血しぶきが怖いとか、びっくりするとか、グロテスクとか、
気味が悪い、とか、そういう低レベルの「恐怖」とは異質です。
あえて、ジャンルわけすると、ホラー映画になるのですが、
そこいらの、薄っぺらな恐怖、単におっかなびっくり、ドバドバを
狙った作品では、決してありません。高い次元のホラー映画とはこういう
作品を言う。
ある日、田舎町が巨大な霧につつまれて、スーパーの買い物客は
帰宅できず、閉じ込められます。そして目にする、地獄の恐怖の事象。
ゆっくり、じっくりと、予想もしない謎の事件が次々と眼前で起こり、
偶然居合わせた客たちは、真綿で首を絞められていくような、恐怖に
遭遇し、やがて、理性的な判断を失っていきます・・・・。
でも、なぜ、こんなことが起こったのか?アレは何なのか?などは
舞台装置であって、本質ではありません。
恐るべきは、超常現象に遭遇して、あからさまになる、人間の本性。
表面的なつきあいをしていた人間関係の崩壊、恐怖事象に遭遇し、
信頼できるものを捜し求め、判断を誤っていく人々。
本作品のキモは、卓越した演出とリアル感、緊張感。
並大抵はない、現実感と緊迫感です。
鑑賞者も、その場に居合わせていうごとく、起こる恐怖を実体験
していきます。そこが本作の真骨頂。あなたなら、どーする?
ラスト近く、得たいの知れない巨大な「何か」が闊歩する姿は、
身の毛もよだつ恐ろしさです。人間はこの世から消えてしまったのか?
予想を裏切る「衝撃のラスト」をうたう映画は、数々ありますが、
この映画のラストの後味の悪さは、格別。たとえて言えば、
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を予備知識なしで観て、そのラストに、
思わず、椅子からすべりおちそうになって以来です(少々、大げさか)。
人間をある一面から描かれている作品
(2009-01-03)
この映画は映像を効果的に使い、鑑賞者に「バーチャ体験」させる事に成功している。
おそらく監督は、
「いろんな人がいる。でも本当に強い人とはどういう人か?
そこを考え直して欲しい…」
と言っているのではないでしょうか?
敢えて主人公を「希望を最後まで持てなかった」といった敗北者にすることで、
観ている側に「より考えさせる」事にしたのでは?と思う。
ただ…
果たして本当にこういう事が起こった時、
「私たちは確かに出来る事は何でもした…」という人群が自らの命を絶つだろうか?
これは敢えてそういう主人公たちの「希望を捨てた」姿を、監督の趣味として実験的に描いただけだと思いたい。
評価を3つにした理由は、
「敗北」より、本当は「勝利」からの方が「得るものは多い」という事を監督が知らない事への抗議の意味を込めてです。
いつも思うが「芸術」とは人間の賛歌であり、生を謳歌する、生命を大切にする普遍的な文化そのものです。
映画は芸術です。
だから作品存在が「希望的存在」でなければならない…と思う。
そうでないと「流行モノ」としてだけで、やがては隅においやられて行ってしまう。
この辺が一番監督自身の視野の広狭が出てくる所だ。
「人間」が観る以上は、どんな映画でも「偶然的にもすばらしいと感じる事が続いたから…それで私は映画にしたかった…」と云うのがどこか底辺に、本当の映画作りのモチーフになければならないと思う…。
これは「猿の惑星(第一作)」のメッセージはいらない筈だ。
人間的に世間ずれをし、
本当の因果を「感情論」以外には説かない「人格神」を「無上」とする宗教屋に堕した諦観思想は「ポセイドンアドベンチャー」にも命題として出て来ている…。
どうしても映画としては二番煎じです。
言語を絶した「ただ醜悪なもの」は、更にお金を出して観なくても、現代にあってはもう世の中にたくさんありすぎるくらいある。
そして更にこの映画は、
閉塞感漂う時代そのものが、「知識の供給過多」のあまり、
「既に本当の事や知恵を、もう我は得たり」とする傲慢が産んだ…
そんな「なんら普遍性ない目新しいものだけ」を前面に押し出したものにしか思えない。
それはつまり主人公の「最後こそ」が大事だったからだ。
それが「すべての登場人物」をも「活かす」キーにも成っていた筈だったからだ…。
これでは「メッセージ性」が無い。残念だ…。
結果的にレンタルで十分だと思わされてしまう。
よくわからないまま、物事が進んでいく怖さ
(2009-01-01)
本作の雰囲気は「宇宙戦争」に似ている。子どもを守る父親、というファクターはもちろんだが、それよりも主人公たちの視点以外に状況が示されないため、観ている我々もスーパーマーケットの中にいるような緊張感を持つのだ。いままでのホラーやアクションは「動き出す軍隊や警察」とか「大統領の苦悩」など、その状況に対してのシーンが必ず出てくる。だから観客も「急げ!警察」とか思いながら、怪物に襲われている主人公たちを観てきたのだ。それが本作や「宇宙戦争」は何がどうなっているのか、サッパリわからないから怖い。ヘンテコな宗教感や閉塞された中での混乱もだからよりリアルなのだと思う。例えば「アウトブレイク」もこのように内部だけで描き切ったら、もの凄く怖いホラー作品になっただろう。ラストシーンは確かに衝撃的だが、絆を喪失した人間たちの末路を描く意味では「あり」だと思う。特典映像のS・キングとF・ダラボンの対談は凄く面白いので、お見逃しなきよう。星4つ。
怖すぎ!
(2008-12-29)
スティーブンキング史上最強の作品です。
ほとんどが恐怖の連続でスリル満点の
作品です。そして自分だったらどのような
選択をするかなどいろいろ考えさせられる作品でした。
力強い傑作
(2008-12-26)
映画館で一回高校で皆と一回見ましたが 二回目見たほうが面白かった
女子は悲鳴あげててラストには「えぇ〜・・」って言ってましたが 化け物のデザインに
しても目新しいものはありません 大体この映画の描きたいことは化け物の恐怖でなく
人間の恐怖・本性 生きるためならなんでもする人間のエゴイズムが映されていると思います
化け物より人間の方が怖くなるのがこの映画の凄いところです そして最後15分は本当
最悪の展開ですね 主人公が選んだ究極の選択絶望した彼の目の前に現れた衝撃の光景
あんなの嫌ですね僕なら絶対自殺してしまいます賛否評論あると思いますが
これは間違いなく問題作 人間の本性を暴いた力強い傑作です。
おすすめ度:
ホラーの醍醐味をもちながら、同時に、人間の心の暗黒を観るハイレベルな傑作
絶対観たほうがいい映画の登場です。
でも、怖い。すっごく怖いです。恐ろしい。
それは、血しぶきが怖いとか、びっくりするとか、グロテスクとか、
気味が悪い、とか、そういう低レベルの「恐怖」とは異質です。
あえて、ジャンルわけすると、ホラー映画になるのですが、
そこいらの、薄っぺらな恐怖、単におっかなびっくり、ドバドバを
狙った作品では、決してありません。高い次元のホラー映画とはこういう
作品を言う。
ある日、田舎町が巨大な霧につつまれて、スーパーの買い物客は
帰宅できず、閉じ込められます。そして目にする、地獄の恐怖の事象。
ゆっくり、じっくりと、予想もしない謎の事件が次々と眼前で起こり、
偶然居合わせた客たちは、真綿で首を絞められていくような、恐怖に
遭遇し、やがて、理性的な判断を失っていきます・・・・。
でも、なぜ、こんなことが起こったのか?アレは何なのか?などは
舞台装置であって、本質ではありません。
恐るべきは、超常現象に遭遇して、あからさまになる、人間の本性。
表面的なつきあいをしていた人間関係の崩壊、恐怖事象に遭遇し、
信頼できるものを捜し求め、判断を誤っていく人々。
本作品のキモは、卓越した演出とリアル感、緊張感。
並大抵はない、現実感と緊迫感です。
鑑賞者も、その場に居合わせていうごとく、起こる恐怖を実体験
していきます。そこが本作の真骨頂。あなたなら、どーする?
ラスト近く、得たいの知れない巨大な「何か」が闊歩する姿は、
身の毛もよだつ恐ろしさです。人間はこの世から消えてしまったのか?
予想を裏切る「衝撃のラスト」をうたう映画は、数々ありますが、
この映画のラストの後味の悪さは、格別。たとえて言えば、
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を予備知識なしで観て、そのラストに、
思わず、椅子からすべりおちそうになって以来です(少々、大げさか)。
人間をある一面から描かれている作品
この映画は映像を効果的に使い、鑑賞者に「バーチャ体験」させる事に成功している。
おそらく監督は、
「いろんな人がいる。でも本当に強い人とはどういう人か?
そこを考え直して欲しい…」
と言っているのではないでしょうか?
敢えて主人公を「希望を最後まで持てなかった」といった敗北者にすることで、
観ている側に「より考えさせる」事にしたのでは?と思う。
ただ…
果たして本当にこういう事が起こった時、
「私たちは確かに出来る事は何でもした…」という人群が自らの命を絶つだろうか?
これは敢えてそういう主人公たちの「希望を捨てた」姿を、監督の趣味として実験的に描いただけだと思いたい。
評価を3つにした理由は、
「敗北」より、本当は「勝利」からの方が「得るものは多い」という事を監督が知らない事への抗議の意味を込めてです。
いつも思うが「芸術」とは人間の賛歌であり、生を謳歌する、生命を大切にする普遍的な文化そのものです。
映画は芸術です。
だから作品存在が「希望的存在」でなければならない…と思う。
そうでないと「流行モノ」としてだけで、やがては隅においやられて行ってしまう。
この辺が一番監督自身の視野の広狭が出てくる所だ。
「人間」が観る以上は、どんな映画でも「偶然的にもすばらしいと感じる事が続いたから…それで私は映画にしたかった…」と云うのがどこか底辺に、本当の映画作りのモチーフになければならないと思う…。
これは「猿の惑星(第一作)」のメッセージはいらない筈だ。
人間的に世間ずれをし、
本当の因果を「感情論」以外には説かない「人格神」を「無上」とする宗教屋に堕した諦観思想は「ポセイドンアドベンチャー」にも命題として出て来ている…。
どうしても映画としては二番煎じです。
言語を絶した「ただ醜悪なもの」は、更にお金を出して観なくても、現代にあってはもう世の中にたくさんありすぎるくらいある。
そして更にこの映画は、
閉塞感漂う時代そのものが、「知識の供給過多」のあまり、
「既に本当の事や知恵を、もう我は得たり」とする傲慢が産んだ…
そんな「なんら普遍性ない目新しいものだけ」を前面に押し出したものにしか思えない。
それはつまり主人公の「最後こそ」が大事だったからだ。
それが「すべての登場人物」をも「活かす」キーにも成っていた筈だったからだ…。
これでは「メッセージ性」が無い。残念だ…。
結果的にレンタルで十分だと思わされてしまう。
よくわからないまま、物事が進んでいく怖さ
本作の雰囲気は「宇宙戦争」に似ている。子どもを守る父親、というファクターはもちろんだが、それよりも主人公たちの視点以外に状況が示されないため、観ている我々もスーパーマーケットの中にいるような緊張感を持つのだ。いままでのホラーやアクションは「動き出す軍隊や警察」とか「大統領の苦悩」など、その状況に対してのシーンが必ず出てくる。だから観客も「急げ!警察」とか思いながら、怪物に襲われている主人公たちを観てきたのだ。それが本作や「宇宙戦争」は何がどうなっているのか、サッパリわからないから怖い。ヘンテコな宗教感や閉塞された中での混乱もだからよりリアルなのだと思う。例えば「アウトブレイク」もこのように内部だけで描き切ったら、もの凄く怖いホラー作品になっただろう。ラストシーンは確かに衝撃的だが、絆を喪失した人間たちの末路を描く意味では「あり」だと思う。特典映像のS・キングとF・ダラボンの対談は凄く面白いので、お見逃しなきよう。星4つ。
怖すぎ!
スティーブンキング史上最強の作品です。
ほとんどが恐怖の連続でスリル満点の
作品です。そして自分だったらどのような
選択をするかなどいろいろ考えさせられる作品でした。
力強い傑作
映画館で一回高校で皆と一回見ましたが 二回目見たほうが面白かった
女子は悲鳴あげててラストには「えぇ〜・・」って言ってましたが 化け物のデザインに
しても目新しいものはありません 大体この映画の描きたいことは化け物の恐怖でなく
人間の恐怖・本性 生きるためならなんでもする人間のエゴイズムが映されていると思います
化け物より人間の方が怖くなるのがこの映画の凄いところです そして最後15分は本当
最悪の展開ですね 主人公が選んだ究極の選択絶望した彼の目の前に現れた衝撃の光景
あんなの嫌ですね僕なら絶対自殺してしまいます賛否評論あると思いますが
これは間違いなく問題作 人間の本性を暴いた力強い傑作です。
