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地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本 (講談社+α新書 358-2C)

地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本 (講談社+α新書 358-2C)
地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本 (講談社+α新書 358-2C)
デュラン れい子

講談社

グループ:Book /ランキング:192354
価格:¥ 880
発売日:2008-05 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
非常に興味深い  (2008-07-22)
 海外と比較して日本は/日本人は○○だ、という本はよくありますが本書ほど優れたものは他に見あたりません。

 純粋に海外からみた日本観だけではなく日本人でありながら海外に暮らす著者ならではの観点がすばらしく、他の本とは一線を画しています。トピックもかなり豊富でありながらエッセイ風に軽快なテンポで話が進んでいくのでこんがらがることも飽きることもなく一気に読了してしまいました。海外の方との会話も面白く単なる豆知識本で終わっていないところもポイントが高いと思います。

 「芸者ガール」などの古典的な日本観だけだなく現代風の日本観を知る上でも非常にためになります。外国語を学んでいる方でしたら間違いなく楽しめる一冊であると思います。勿論外国語を学んでいない方でも改めて日本という国を再認識するのに役立つと思います。

 娯楽本としてもピカイチですのでまあ、読んでみてください。面白いです。

単純にどちらが良い悪いということではなく・・・  (2008-06-21)
あくまでご自身で体験された文化や生活習慣の違いを書いておられて、今まで知らなかった事柄については驚きましたし、とても興味深かったですね。日本人で国際結婚をされている著者自身にもやはりというか当然とまどいや疑問があるようで、だからこそ、こちらも違和感なく自然に読むことができたと思います。

文化とか生活習慣とかはその国の自然や気候という土壌があって長い時間をかけて育まれるものだから、それらの違いを表面的に比べるのではなく、その根拠には深〜いものがあるのだと改めてわかった上で、互いに違いを尊重したいですね。
日本の文化や生活習慣を改めて振り返った時に見直したものもありました。例えば衛生面では日本のうがいなど。体をあまり触れ合わない挨拶というのも日本ならではの事情が色々あってのことだと改めて思うし、これもまた衛生上役に立っているのかもしれません。また、何事も夫婦二人でというのは、互いの都合のやりくりができない場合は面倒なものだと思いました。
源氏物語については、色々な国で読まれていることを再認識し、日本人として誇りに思うと同時に、改めてちゃんと読んでみようかなと思いました(高校の古文の授業の時以来かも?)。

その場しのぎの取り繕いではなく、筆者のように正直に事情を話して良い解決方法を一緒に考えてもらうとか、何か違いに気づいたらその場で話題にするなどして、違うことがあるのだとわかってもらうというのは時には勇気の要ることですが、正直さを保てて結局は良い関係が築けるのではないでしょうか。(ただし、それなりの語学力も必要ですが・・・。)
労働に対する考え方などいくつかの点で本当にそうなのかな?と疑問に感じましたが、とにかく、今まで気づかなかったことに改めて気づかされたというか考えてみるきっかけを得たという感じでしょうか。また、ヨーロッパに学びたい点についても再認識しました。




気づきはあるが…  (2008-06-20)
さすがコピーライターと言える秀逸なタイトルに惹かれて手にとりました。
宗教に関する記述が気になりました。西欧ではキリスト教の影響で働かないことをよしとするという箇所。旧約聖書を持ち出してアダムとイヴのいた楽園への憧憬とか書かれていました。が、だとしたら同じ旧約を信じるユダヤ教徒もイスラム教徒も同じでは?しかも、キリスト教のみが使用する新約聖書でパウロは「働かざるもの食うべからず」と言ってます。
実際のエピソード部分は面白いし、西欧にも建て前はあるとか「そうだよね〜!」と言いたい部分はあったが、前作同様に著者の思い込みが混じっていて、全体的に歯がゆさを感じた。


良くも悪くも軽妙  (2008-06-15)
前作(一度も植民地になったことのない日本)でも感じられた、いろいろな認識の浅薄さはあるものの、
前作のような挑発的なタイトルではない分、
変に突っかからずにスラスラ読めた。

外国生活をしてきた日本人、あるいは外国人、から見た日本――
という本はけっこう多いが、この著者のものは、その中では、
良くも悪くも、いちばん軽い気がする。気楽な読み物といったところか。

マークス寿子さんなどのように喧嘩を売っている(?)わけではなく、
外国のおばさんのお喋りに付き合っているつもりで読めばいい。
異文化を受け入れることは大事だし、それなりに気づきはある本だ。

前作よりタッチが軽妙になった分、「え!? なんで?」という点も減った。
あくの強さはなくなったが、面白さは増した……という感じだ。
ある意味で「雑学本」かもしれない。

神戸の地震では近代的な高層ビルはほとんど被害を受けてないと教えてあげてください  (2008-06-13)
外国人から見た日本、外国を知った日本人から見た日本、というネタの本は既にいくつもあるのですが、それでもまだいろいろ出てくる背景としては、やっぱり面白いし、売れるんでしょうね。単に外国から見ると日本はこんなところが良くないという記述ばかりが目立つ本はあまり好きではありませんが、本書はそうでもなく、異文化同士の違いということを最大限認めることの重要性を強調した上で、冷静におもしろおかしく見ています。

「泥棒注意」というのは確かに笑えますね。これはかなり日本的だと思われます。タクシーの運転手が女性客の荷物を積極的にトランクに出し入れしないのは、理屈というより単に習慣的な違いでしょうね。普通はお願いすればチップなしでやってくれると思われます。

「うがい」に関するスウェーデン人のだんなさんとその友人の医師の反応というのが一番笑えた。これは盲点だった。健康に良い、ということでは、日本が誇る「ラジオ体操」も、ぜひご家族にやらせてみていただきたい。

これに限らず、外国人と話していると、意外に健康・衛生面の感覚の違いに互いにびっくりすることがあります。私も以前、知り合いの外国人がイギリスではポケット・ティッシュを持っていないというから、驚いて、おまえらどうやって鼻かんでるんだ、と尋ねたたらハンカチを使うと言う。そんなの一緒に洗うと汚いよ言ったことがあります。おなかを出して寝ると寝冷えするよという日本人の常識は、逆にそんなの聞いたこと無いよ嘘だろと英語で言われました。

著者が書いているように、どっちが良い、ではなく互いに異文化を尊重しあいながら交流するのが一番よいのでしょう。むしろ、文化や習慣の違いは、きちんと相手を尊重して話しをする限り、元々共通の話題の少ない者同士の話しのネタにちょうど良いです。
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