幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))
カスタマーレビュー
おすすめ度:
仮面の女
(2009-01-09)
海外への出張が多いので、なるべく、厚めの本、という単純な理由で本書を選んだ。
読み始めは、さほど、おもしろいとは思わなかった。だらだらと物語が進んでいくのだが、なぜか次のページが気になる。謎が増えていくのだ。2/3ほど読み進んだ頃だろうか。何の疑いもしていなかったことが、突然、巨大な謎となった。油断していた。
ここから、仕事のことを忘れて、引き込まれてしまい一気に読んだ。
ラストは、わたしが期待を込めて予測したものとは大きく異なるが、謎はすべて解けたので満足しいている。
読了感は爽快なものではなかった。が、しかし、後味が悪いというものでもなかった。美冬の強さやしたたかさ。利用できるものはなんでも利用する。不要なものは、ためらわずに捨てる。必要ならば踏みつけてでも前進する。その強靱な精神力に敬服さえ覚えた。
ただ、男性であるわたしは、男性全員の代表になったかのような錯覚からか、不快感が少なからずもあった。利用され、踏みつけられ捨てられる。それが爽快感を得られなかった原因であろうと思う。
次は、百夜行を読んでみようと思う。
不自然。
(2008-12-27)
メインの一人、雅也の行動が不自然すぎて説得力に欠ける…というか、“無理やり”感満載。震災まで普通の一般人として生きてきた雅也が、愛する女(美冬)に指示されたからといってそんなことまでできるとは思えない。美冬に従順になる心理が理解できない。動機付けが弱い。皆さんが書かれているとおり、最後まで美冬の目的もわかりませんし、常人には理解しがたい話しだと思います。阪神淡路大震災を取り上げたところと、話しの伏線の張り方は好きですが。
美冬が救われるときは来るのでしょうか・・・?
(2008-11-28)
私はこの「幻夜」を読み、あとがきで「白夜行」の続編的な話であることをを知りました。それで、たしか「白夜行」ってドラマ化されていたよな〜と、ネットでドラマのあらすじを読み、罪は雪穂の悲しい過去によって犯されたものであると同情し、平凡な幸せを持つ者を忌み嫌う感情に心から共感することができました。その後で遅ればせながら「白夜行」の原作を読ませていただいた次第で・・・。
雪穂=美冬の図式を知らずして「幻夜」だけ読むと、美冬のあくどさに辟易するほど嫌悪感を抱くのですが、雪穂のかわいそうな身の上を思えば、数々の悪行は、その憎しみや世の中への復讐心からくるものであると理解もできる気がします。が、ここまでやるか?!しかも自分の手は汚さず、健気にも慕ってきてくれる男を利用し尽くして!!とも思います。
私達女性の心中には常に、大なり小なり、妬み嫉みなどの黒い感情が潜んでいるものですが、実際には妄想の中でしか相手をおとしめることなどできずに暮らし、フラストレーションを抱えながら無難に生きている・・・そんな女性たちの鬱憤を、せめて小説の中でくらいは晴らしてあげるわ、っていうのが美冬なのではないでしょうか。
でも本当に美冬のような哀しい女性がいたとして、その魂はどうやったら安息できるのでしょう? え?彼女は安息など求めてはいない?では巨万の富、名声、おいしいご飯、究極の美etc・・・すべてを手に入れたとき、どうなるのでしょうか?
「幻夜」の続編で東野さんにそのへんのところをうまく消化してもらいたいですね。
「幻夜」のドラマ化も観てみたいものです。その際キャストは・・・
美冬・・・小雪
雅也・・・小栗旬
ゆうこ・・・相武紗季
頼江・・・萬田久子
(加藤・・・安部サダヲ)
なーんて、いつも小説を読むとき、こんな風に俳優さんをイメージしながら読んでます。
なんという結末
(2008-11-28)
読んでる最中は、
新海三冬って一体全体何者なの?
その思いだけで
この本の約3cmの厚さなんて
へでもなく、夢中で読みました。
そして結末。
えええええ(怒)
と言わずにはいられません。
確かに途中まではとっても
「白夜行」してるのですが、
ここまで読んで結果それかよ!
みたいな。
東野圭吾大好きなのですが
ここまですっきりしないのはびっくりでした。
すっきりしなくてもいいかたはぜひ。
引っ張ったわりに…後味悪い作品
(2008-11-24)
なんと言うか、内容のわりにページ数が無駄。
読後感悪い。
ゾンビが街中で増えて、どうしようもないから戦術核落としたパターンの
安っぽい恐怖映画を見ているよう。
万が一、続編を視野に入れてのことなら、「いい加減にしろ」って感じ。
圭吾作品30作品程読んで、泣かされた作品も多数ありました。
まあ、そのギャップでこんな評価です。
地元の地名がいくつか出てきたのはやや良。
おすすめ度:
仮面の女
海外への出張が多いので、なるべく、厚めの本、という単純な理由で本書を選んだ。
読み始めは、さほど、おもしろいとは思わなかった。だらだらと物語が進んでいくのだが、なぜか次のページが気になる。謎が増えていくのだ。2/3ほど読み進んだ頃だろうか。何の疑いもしていなかったことが、突然、巨大な謎となった。油断していた。
ここから、仕事のことを忘れて、引き込まれてしまい一気に読んだ。
ラストは、わたしが期待を込めて予測したものとは大きく異なるが、謎はすべて解けたので満足しいている。
読了感は爽快なものではなかった。が、しかし、後味が悪いというものでもなかった。美冬の強さやしたたかさ。利用できるものはなんでも利用する。不要なものは、ためらわずに捨てる。必要ならば踏みつけてでも前進する。その強靱な精神力に敬服さえ覚えた。
ただ、男性であるわたしは、男性全員の代表になったかのような錯覚からか、不快感が少なからずもあった。利用され、踏みつけられ捨てられる。それが爽快感を得られなかった原因であろうと思う。
次は、百夜行を読んでみようと思う。
不自然。
メインの一人、雅也の行動が不自然すぎて説得力に欠ける…というか、“無理やり”感満載。震災まで普通の一般人として生きてきた雅也が、愛する女(美冬)に指示されたからといってそんなことまでできるとは思えない。美冬に従順になる心理が理解できない。動機付けが弱い。皆さんが書かれているとおり、最後まで美冬の目的もわかりませんし、常人には理解しがたい話しだと思います。阪神淡路大震災を取り上げたところと、話しの伏線の張り方は好きですが。
美冬が救われるときは来るのでしょうか・・・?
私はこの「幻夜」を読み、あとがきで「白夜行」の続編的な話であることをを知りました。それで、たしか「白夜行」ってドラマ化されていたよな〜と、ネットでドラマのあらすじを読み、罪は雪穂の悲しい過去によって犯されたものであると同情し、平凡な幸せを持つ者を忌み嫌う感情に心から共感することができました。その後で遅ればせながら「白夜行」の原作を読ませていただいた次第で・・・。
雪穂=美冬の図式を知らずして「幻夜」だけ読むと、美冬のあくどさに辟易するほど嫌悪感を抱くのですが、雪穂のかわいそうな身の上を思えば、数々の悪行は、その憎しみや世の中への復讐心からくるものであると理解もできる気がします。が、ここまでやるか?!しかも自分の手は汚さず、健気にも慕ってきてくれる男を利用し尽くして!!とも思います。
私達女性の心中には常に、大なり小なり、妬み嫉みなどの黒い感情が潜んでいるものですが、実際には妄想の中でしか相手をおとしめることなどできずに暮らし、フラストレーションを抱えながら無難に生きている・・・そんな女性たちの鬱憤を、せめて小説の中でくらいは晴らしてあげるわ、っていうのが美冬なのではないでしょうか。
でも本当に美冬のような哀しい女性がいたとして、その魂はどうやったら安息できるのでしょう? え?彼女は安息など求めてはいない?では巨万の富、名声、おいしいご飯、究極の美etc・・・すべてを手に入れたとき、どうなるのでしょうか?
「幻夜」の続編で東野さんにそのへんのところをうまく消化してもらいたいですね。
「幻夜」のドラマ化も観てみたいものです。その際キャストは・・・
美冬・・・小雪
雅也・・・小栗旬
ゆうこ・・・相武紗季
頼江・・・萬田久子
(加藤・・・安部サダヲ)
なーんて、いつも小説を読むとき、こんな風に俳優さんをイメージしながら読んでます。
なんという結末
読んでる最中は、
新海三冬って一体全体何者なの?
その思いだけで
この本の約3cmの厚さなんて
へでもなく、夢中で読みました。
そして結末。
えええええ(怒)
と言わずにはいられません。
確かに途中まではとっても
「白夜行」してるのですが、
ここまで読んで結果それかよ!
みたいな。
東野圭吾大好きなのですが
ここまですっきりしないのはびっくりでした。
すっきりしなくてもいいかたはぜひ。
引っ張ったわりに…後味悪い作品
なんと言うか、内容のわりにページ数が無駄。
読後感悪い。
ゾンビが街中で増えて、どうしようもないから戦術核落としたパターンの
安っぽい恐怖映画を見ているよう。
万が一、続編を視野に入れてのことなら、「いい加減にしろ」って感じ。
圭吾作品30作品程読んで、泣かされた作品も多数ありました。
まあ、そのギャップでこんな評価です。
地元の地名がいくつか出てきたのはやや良。
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