国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
官僚とは何か?
(2008-11-17)
本来語るべきことを語らないままあくまでも自己保身の執念を貫き、それでいてなんと巧妙で様々な教訓に満ちた本だろう!
曝け出された国策捜査の実態と目的
(2008-08-07)
情報専門家として国家の権力を知り尽くした著者は、「国策捜査に巻き込まれた以上、勝ち目は無い」と考える。その上で、検察との心理ゲームにおいて、事実と異なる供述をすることなく、被害の最小化を図る筆者の胆力が、著者の情報専門家としてのキャリアや美学を良くあらわしている。
検察側が用意した穴(検察が構築したストーリー)を著者が選択するシーンを読むと、「検察=正義の味方」といナイーブなイメージを持っていたことを反省するとともに、それを助長している記者クラブに代表されるマスコミの問題点についても考えさせられる。
今回の国策捜査の目的や背景に対する著者の見立てや、田中真紀子が外相となってからの外務省の混乱に関する記述も非常に興味深い。また、川上弘美の解説も秀逸である。
今後のニュースの読み方を変える、価値のある本である。
曝け出された国策捜査の実態と目的
(2008-08-07)
情報専門家として国家の権力を知り尽くした著者は、「国策捜査に巻き込まれた以上、勝ち目は無い」と考える。その上で、検察との心理ゲームにおいて、事実と異なる供述をすることなく、被害の最小化を図る筆者の胆力が、著者の情報専門家としてのキャリアや美学を良くあらわしている。
検察側が用意した穴(検察が構築したストーリー)を著者が選択するシーンを読むと、検察=正義の味方というイメージを持っていた自分のナイーブさや、それを助長している記者クラブに代表されるマスコミの問題点についても考えさせられる。
今回の国策捜査の目的や背景に対する著者の見立てや、田中真紀子が外相となってからの外務省の混乱に関する記述も非常に興味深い。また、川上弘美の解説も秀逸である。
今後のニュースの見方を変える、読む価値のある本である。
国家について考える
(2008-07-19)
とても面白い本です。外交・検察官の取調べ・政治家・国策などについて考えさせれる本です。特に被疑者と検察官との駆け引きは息詰まるような迫真さがあります。またロシア外交をめぐる秘話などとても興味深いです。非常に内容の濃密な本です。国家の真実を知るのに役立つ本なのではないかと思います。厚い本ですが、最後まで、飽きさせずに読ませてもらいました。著者の国家への姿勢は、終始ぶれなく一貫しているように思いました。その姿勢には、感嘆させられるものがありました。
国策捜査とは時代のけじめ
(2008-07-16)
本書は、鈴木宗男氏の「懐刀」であったノンキャリア外交官佐藤優による、背任と偽計業務妨害事件の前後の経緯と、逮捕されてからの拘置所内での検察官とのやりとり、そして事件の全貌に関する自身の分析を克明に書いた作品です。克明にという点が重要です。
著者の巻き込まれた「国策捜査」とは何か、外交官の行っているインテリジェンスとは何かが流れるようや筆致で描かれています。作家佐藤優の生まれた背景を知るのに打ってつけの本です。
おすすめ度:
官僚とは何か?
本来語るべきことを語らないままあくまでも自己保身の執念を貫き、それでいてなんと巧妙で様々な教訓に満ちた本だろう!
曝け出された国策捜査の実態と目的
情報専門家として国家の権力を知り尽くした著者は、「国策捜査に巻き込まれた以上、勝ち目は無い」と考える。その上で、検察との心理ゲームにおいて、事実と異なる供述をすることなく、被害の最小化を図る筆者の胆力が、著者の情報専門家としてのキャリアや美学を良くあらわしている。
検察側が用意した穴(検察が構築したストーリー)を著者が選択するシーンを読むと、「検察=正義の味方」といナイーブなイメージを持っていたことを反省するとともに、それを助長している記者クラブに代表されるマスコミの問題点についても考えさせられる。
今回の国策捜査の目的や背景に対する著者の見立てや、田中真紀子が外相となってからの外務省の混乱に関する記述も非常に興味深い。また、川上弘美の解説も秀逸である。
今後のニュースの読み方を変える、価値のある本である。
曝け出された国策捜査の実態と目的
情報専門家として国家の権力を知り尽くした著者は、「国策捜査に巻き込まれた以上、勝ち目は無い」と考える。その上で、検察との心理ゲームにおいて、事実と異なる供述をすることなく、被害の最小化を図る筆者の胆力が、著者の情報専門家としてのキャリアや美学を良くあらわしている。
検察側が用意した穴(検察が構築したストーリー)を著者が選択するシーンを読むと、検察=正義の味方というイメージを持っていた自分のナイーブさや、それを助長している記者クラブに代表されるマスコミの問題点についても考えさせられる。
今回の国策捜査の目的や背景に対する著者の見立てや、田中真紀子が外相となってからの外務省の混乱に関する記述も非常に興味深い。また、川上弘美の解説も秀逸である。
今後のニュースの見方を変える、読む価値のある本である。
国家について考える
とても面白い本です。外交・検察官の取調べ・政治家・国策などについて考えさせれる本です。特に被疑者と検察官との駆け引きは息詰まるような迫真さがあります。またロシア外交をめぐる秘話などとても興味深いです。非常に内容の濃密な本です。国家の真実を知るのに役立つ本なのではないかと思います。厚い本ですが、最後まで、飽きさせずに読ませてもらいました。著者の国家への姿勢は、終始ぶれなく一貫しているように思いました。その姿勢には、感嘆させられるものがありました。
国策捜査とは時代のけじめ
本書は、鈴木宗男氏の「懐刀」であったノンキャリア外交官佐藤優による、背任と偽計業務妨害事件の前後の経緯と、逮捕されてからの拘置所内での検察官とのやりとり、そして事件の全貌に関する自身の分析を克明に書いた作品です。克明にという点が重要です。
著者の巻き込まれた「国策捜査」とは何か、外交官の行っているインテリジェンスとは何かが流れるようや筆致で描かれています。作家佐藤優の生まれた背景を知るのに打ってつけの本です。
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