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竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)

竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)
竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎

文藝春秋

グループ:Book /ランキング:1058
価格:¥ 620
発売日:1998-09 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
姉弟の絆の強さに、心惹かれる  (2008-11-12)
坂本竜馬の物語、全8巻の2冊目である

2冊目が描くのは
江戸での残り少ない剣修行の日々から
土佐に戻り、考えた末脱藩するシーンまで

冒頭竜馬は、無二の友である武市半平太と、堅物の中岡慎太郎と酒を飲む
無用な一言で、竜馬と中岡が一発触発の事態となるが
素朴な思いと実直な行動で丸くおさめ
凡人にはとらえることができない 一人の魅力的な男を際立たせる

土佐までの旅は、やっかいな人物を抱えてしまい 追手と対峙したり
憧れの人と出会い、料亭で落ち合ったりする
若さゆえに巻き込まれてしまうその場面に
竜馬は竜馬らしくふるまおうと もがきあがいている

脱藩は自分だけでなく身内も巻き込む違法行為
自分、身内、友、将来との関係に、どうケリをつけるのか
離れていた竜馬の心と行動が やがて一つになっていく
風雲急を告げている


弟のために決意する姉の行動に、心打たれる
姉弟の絆の強さに、心惹かれる

猛進する武市 脱藩する竜馬  (2008-09-01)
北辰一刀流千葉桶町道場塾頭にまでなった竜馬も土佐へ・・・普通は安穏と自分の道場を開き町の尊敬を集め、というのが成り上がりコースな訳だが竜馬の頭にそんなコースは細すぎた。
軟弱だと思い込んでいた公家の、平然と命を張った密書運びに巻き込まれた竜馬は「男とはあれだ」と目をむく。が、いまだ己の道が見えない。
かたや土佐藩きっての大物武市半平太は勤王党をつくり参政吉田東洋を暗殺するまでにいたる。幼馴染として歩んできた二人の道が徐々にずれ始める。
「現実的」という一点が竜馬の関心事だ。
武市の暗殺計画にも「それで何か変わると思ったら大間違いじゃ」と袖を分かつ。

この本が面白いのは後の明治政府で政治家としての顔しか私が知らなかった名士たち歴然とした武士としてそれぞれの藩に存在する妙を感じることが出来ることだ。
板垣退助が土佐藩はじまって以来の手に負えない喧嘩武士だったことも知らなかったし、後の日露戦争総司令官大山巌が弥助として登場してくるのも驚かされる。そう考えるとこの時代と言うのは本当に濃密過ぎるほどの時代だ。

竜馬脱藩 ようやく日本人として歩みだす。


脱藩  (2007-03-17)
続く第二巻。主に故郷土佐での話が描かれています。
面白いのは、多くの人との出会いが描かれているところ。
四国行脚の旅に出て情勢を自分の目で確認する竜馬。時に剣を用いて、時に言葉を用いて人々の心を捉え、その人間の大きさに惹き付けられていく人々。有名無名関わらず、幕末に生きた多くの人々が竜馬の目を通して描かれています。

と、同時に激動の時代背景。『桜田門外の変』、『安政の大獄』といった歴史の世界が遠く土佐にいる竜馬の視点から見れます。「生涯、これほど血のわいた瞬間はない」とは桜田門外の変での竜馬の心境。

激動の時代がいよいよ始まる、そんな幕開けを感じさせる心高ぶる第二巻でした。

いよいよ竜馬も脱藩。
しかし、日本の未来を作った竜馬の脱藩の陰には悲しい犠牲があったことを知る切ない二巻の終わり。第三巻は果たしてどうなるのか、期待が高まりました。

壮大なストーリー。  (2006-11-21)
幕末に活躍した主要人物が次々と頭角を現してきた第2巻。
佐幕派と攘夷派のせめぎあいの中、とうとう竜馬もその渦の中へ。ついに脱藩。
サイは投げられた。もう後戻りはできない。
竜馬がどう活躍していくのか、薩長土がどのような動きをみせるのか3巻が楽しみです。

竜馬がゆく 第二巻  (2005-11-10)
 司馬遼太郎の名作『竜馬がゆく』の第二巻。この巻では、剣術修行を終え北辰一刀流小千葉の塾頭にまで成り上がった竜馬の土佐帰郷から、土佐藩脱藩に至るまでの竜馬の動向が描かれている。この巻では、比較的ゆっくりとした時の流れの中で、竜馬の気持ちの変化や世論の変化、維新志士達の変遷が繊細に描かれており、全巻で劣等感を否めなかった竜馬が藩を捨てて、いよいよ日本全国へと旅立つまでを辿っている。その間、起こった史実は数知れず、安政の大獄から桜田門外の変など、誰もが知る日本を揺るがす大事件の中で、一人揺れる竜馬の心境は多くの読者の心を動かすに違いない。

 その歴史の中で竜馬が出逢う人物は、必ずしも維新後の明治で卓越した功績を残した者ばかりではない。寧ろ、土佐藩の厳格な身分社会にあっては、多くが尊王倒幕運動の中でその命を散らせたり、或いは佐幕派として惜しむべきその才能を失ってしまった人物も多い。そうした動乱の世の中で、結局は彼等と同じく尊い命を犠牲にしてしまう竜馬が残した数々の偉業の基盤がこの一冊に凝縮されているように思う。時は動いて、この後様々な奇跡を起こす竜馬の、真の第一歩は世を見つめ悩んだ末の脱藩がそれに等しいわけで、その脱藩に至るまでの竜馬の由無し事さえも、今後の日本を揺るがす重大な要素の1つとして描かれている。

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