須賀敦子のヴェネツィア
カスタマーレビュー
おすすめ度:
ヴェネツィアの匂いをまとった人生
(2007-03-20)
ヴェネツィアの匂い立つ、素晴らしい一冊である。
「須賀敦子」と銘打ってあるが、彼女の著書ではない。イタリア文学者にして作家、そしてキリスト教徒たる彼女の足跡を、彼女の過ごした街ごとに写真と文章で追うというシリーズらしい。が、私も彼女の作品は一冊しか読んだことはないし、このヴェネツィア本を堪能するには、別段彼女を知らなくても良いと思う。それは別に須賀敦子という存在が不要というわけではない。殊更に彼女に焦点を当てず、むしろ街の描写を主体としたこの本の文章と写真の中から、自然と一人の人生が浮かんでくる感じだ。そしてその人生は、ヴェネツィアという街の持つ影の匂いととてもよく似ている。
この本はそんなヴェネツィアの「内側からの魅力」を感じられるお勧めの一冊だ。例えば、最近よくヴェネツィア入門編の役割を果たしているARIA辺りでこの街の魅力を感じ始めた人などにも最適だと思う。観光ガイドのような表の目立つ顔ではなく、それでいてなお美しいヴェネツィアの表情。この本には、そこに住み、そこを歩いた人間の視点からの言葉と写真が溢れているのだから。
追っかけ本だと思っていたが....
(2003-11-02)
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女性文学者を二倍楽しむ
(2001-10-14)
イタリア物は塩野七生が突出してると思うけど(最近読んだものでは「ルネッサンスとは何か」がすこぶる良かったです)、たまたま以前 須賀敦子著<コルシア書店のなかま達>を読んでいたので、写真の素晴らしさと文体につられて読み進みました。須賀敦子論として文学を堪能するという点で読み応えがある一冊でした。大竹昭子の写真や記述に私の大好きになった都市ヴェネチアを想いだしてその点でも嬉しい。旅と文学まさに2度美味しい著書です。
おすすめ度:
ヴェネツィアの匂いをまとった人生
ヴェネツィアの匂い立つ、素晴らしい一冊である。
「須賀敦子」と銘打ってあるが、彼女の著書ではない。イタリア文学者にして作家、そしてキリスト教徒たる彼女の足跡を、彼女の過ごした街ごとに写真と文章で追うというシリーズらしい。が、私も彼女の作品は一冊しか読んだことはないし、このヴェネツィア本を堪能するには、別段彼女を知らなくても良いと思う。それは別に須賀敦子という存在が不要というわけではない。殊更に彼女に焦点を当てず、むしろ街の描写を主体としたこの本の文章と写真の中から、自然と一人の人生が浮かんでくる感じだ。そしてその人生は、ヴェネツィアという街の持つ影の匂いととてもよく似ている。
この本はそんなヴェネツィアの「内側からの魅力」を感じられるお勧めの一冊だ。例えば、最近よくヴェネツィア入門編の役割を果たしているARIA辺りでこの街の魅力を感じ始めた人などにも最適だと思う。観光ガイドのような表の目立つ顔ではなく、それでいてなお美しいヴェネツィアの表情。この本には、そこに住み、そこを歩いた人間の視点からの言葉と写真が溢れているのだから。
追っかけ本だと思っていたが....
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女性文学者を二倍楽しむ
イタリア物は塩野七生が突出してると思うけど(最近読んだものでは「ルネッサンスとは何か」がすこぶる良かったです)、たまたま以前 須賀敦子著<コルシア書店のなかま達>を読んでいたので、写真の素晴らしさと文体につられて読み進みました。須賀敦子論として文学を堪能するという点で読み応えがある一冊でした。大竹昭子の写真や記述に私の大好きになった都市ヴェネチアを想いだしてその点でも嬉しい。旅と文学まさに2度美味しい著書です。
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