ふわふわの泉 (ファミ通文庫)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
ツボにはまってしまった
(2006-05-02)
ここ数年で読んだ100冊あまりのSFの中でベスト3に入る傑作。
半分まで読んだところから、読み終わってしまうのが惜しくて、
少しづつ小出しに読んでは、残りページの厚みが減って行くのを
見ては溜息をついていました。
こんなにツボにハマッた小説に出会ったのはのは本当に久しぶり。
いい小説なのになあ…
(2004-09-14)
気の抜けたタイトルと、メガネっ娘の主人公……しかし、その実態は萌え要素ほとんどナシ。
ダイヤモンドより硬くて、空気より軽い、おまけに超低コストという夢のような新素材「ふわふわ」で何ができるのかを描いた、ハードSFとなっております。
ここまでくれば、もう大丈夫。大丈夫だよなあ
(2002-06-23)
冒頭も中盤も全く独自の軽快な空想『化学』小説(?)なのに、どうして結局『南の島から女子高生(でもないけど)が宇宙へ行く』 話になるんだろう。
と、思いつつも引き込まれつつ読んでしまったのは、『星に行く船』『星虫』『星のパイロット』『ロケットガール』、近くは『僕らは虚空に夜を見る』と読んできた僕のツボを効果的に衝くからです。
というわけで、作者のファンの方にはもちろん、上記の小説のなかで、どれか一つでも好きな作品がある人にはお奨めできます。
作者のSFにしては珍しく、物理じゃなくて化学を題材にしていますが、化学的な仮説も少なく、結局は物理の問題になってしまうのが少し残念なところです。
髪の長いおとなしい女の子も登場します。いい娘ですよ。
さーて、これをどう使おう?
(2002-06-05)
発明小説である。
誤解されやすいのだが、「必要は発明の母」ということわざは、実はウソだ。むしろ「発明が必要を生み出す」と言うべきだ。多くの発明は、それが独創的・革命的であればあるほど、
「とりあえず出来上がった。さーて、これをどう使おう?」
と困惑させられる物だったのだ。だからこそ、すぐには受け入れられず、時代を先取りしたがゆえの悲哀をかみしめる発明家も多かった。
プログラマー出身の理系作家・野尻は、そのへんのことをよくわきまえている。で、彼が提示した設定は、こうだ。
「空気より軽く、じょうぶで、低コストで生産できる素材物質が発明された。この物質は、人間社会に受け入れられるのか? 世界は、この物質によって、どう変貌するのか?」
発明された物質「ふわふわ」のシンプルな設定から、徹底的につきつめられてゆく社会変化のシミュレーションは、目からウロコの爽快さにあふれている。
ついでに言うと、発明者は女子高生。しかも眼鏡っ娘だったりする。
おすすめ度:
ツボにはまってしまった
ここ数年で読んだ100冊あまりのSFの中でベスト3に入る傑作。
半分まで読んだところから、読み終わってしまうのが惜しくて、
少しづつ小出しに読んでは、残りページの厚みが減って行くのを
見ては溜息をついていました。
こんなにツボにハマッた小説に出会ったのはのは本当に久しぶり。
いい小説なのになあ…
気の抜けたタイトルと、メガネっ娘の主人公……しかし、その実態は萌え要素ほとんどナシ。
ダイヤモンドより硬くて、空気より軽い、おまけに超低コストという夢のような新素材「ふわふわ」で何ができるのかを描いた、ハードSFとなっております。
ふわふわの構造や製法についても、緻密に描かれており説得力があります。また「ふわふわ」が社会をどう変えてゆくかというシミュレーションも、夢が込められているようで、好感が持てました。
化学や物理の知識のない読者にも楽しく読める点もGOODです。
それにしても、疑問なのは何故にファミ通文庫かということ。
明らかに浮いてます。
そのせいか、星雲賞を受賞した作品なのにいまやどこの本屋さんにもありません。
ここまでくれば、もう大丈夫。大丈夫だよなあ
冒頭も中盤も全く独自の軽快な空想『化学』小説(?)なのに、どうして結局『南の島から女子高生(でもないけど)が宇宙へ行く』 話になるんだろう。
と、思いつつも引き込まれつつ読んでしまったのは、『星に行く船』『星虫』『星のパイロット』『ロケットガール』、近くは『僕らは虚空に夜を見る』と読んできた僕のツボを効果的に衝くからです。
というわけで、作者のファンの方にはもちろん、上記の小説のなかで、どれか一つでも好きな作品がある人にはお奨めできます。
作者のSFにしては珍しく、物理じゃなくて化学を題材にしていますが、化学的な仮説も少なく、結局は物理の問題になってしまうのが少し残念なところです。
髪の長いおとなしい女の子も登場します。いい娘ですよ。
さーて、これをどう使おう?
発明小説である。
誤解されやすいのだが、「必要は発明の母」ということわざは、実はウソだ。むしろ「発明が必要を生み出す」と言うべきだ。多くの発明は、それが独創的・革命的であればあるほど、
「とりあえず出来上がった。さーて、これをどう使おう?」
と困惑させられる物だったのだ。だからこそ、すぐには受け入れられず、時代を先取りしたがゆえの悲哀をかみしめる発明家も多かった。
プログラマー出身の理系作家・野尻は、そのへんのことをよくわきまえている。で、彼が提示した設定は、こうだ。
「空気より軽く、じょうぶで、低コストで生産できる素材物質が発明された。この物質は、人間社会に受け入れられるのか? 世界は、この物質によって、どう変貌するのか?」
発明された物質「ふわふわ」のシンプルな設定から、徹底的につきつめられてゆく社会変化のシミュレーションは、目からウロコの爽快さにあふれている。
ついでに言うと、発明者は女子高生。しかも眼鏡っ娘だったりする。
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