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インテリジェンスの歴史―水晶玉を覗こうとする者たち

インテリジェンスの歴史―水晶玉を覗こうとする者たち
インテリジェンスの歴史―水晶玉を覗こうとする者たち
北岡 元

慶應義塾大学出版会

グループ:Book /ランキング:101300
価格:¥ 2,625
発売日:2006-09 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
インテリジェンス=諜報、ではないことを明らかにした一冊  (2008-01-25)
 本書では先ずインテリジェントサイクルというものの存在(インテリ
ジェンスを望む人→どういった情報が欲しいのか→リクエストに応じて
収集→収集した情報を加工→加工された情報群を元に分析・検討・推測し
一定の答えを導く→望む人に提供→それを受け取った人はそこからさらに
必要なインテリジェンスを望む→これが延々と回り続けるのです)を
明らかにしています。

 そして、インテリジェンスを構成する情報は先ず2つに分けられる
(地形や人口等の)基礎情報と(兵器や駐屯地等の)常に変わる情報の
二種に。

 得る手段と伝達手段が限られていた過去では基礎情報が主になり
技術の発展により常に変わる情報がそれを左右する度合いが高まって
きた事実。そして20世紀の初めには物理的問題は基本的に解決したこと。

 が、技術が進化した故に、そして入手できる情報が増加した為、それを
処理・分析する仕組みが必要になったこと。

 ・・・等々を中近代、両大戦期&冷戦期、そして9.11テロ以降の各国家
(中近代はヨーロッパ、それ以降はアメリカ)の動きと重ねて述べています。

 インテリジェンスの重要性はもちろんのこと、それを得るためにどんな
過程を人類は辿ってきたのか、そしてそれがどこまで有効なのか&手の
届かないところは何処なのか?そんなことが学べる一冊です。

組織的科学的な整理を  (2007-08-13)
インテリジェンスというと、
すぐにスパイ小説のようなものを想像してしまう。
しかし本書はそのようないかがわしいものに過ぎなかった
インテリジェンスというものが、現在に至るまでに
いかに組織的科学的に整理されてきたのか辿っている。

読んでいて手に汗握ったり、心踊らせる表現は皆無だが
インテリジェンスの基礎を本書で掴んでおくのは悪くないだろう。

インテリジェンス研究必読の書!  (2006-10-22)
 昨今、日本ではインテリジェンスに関する書籍が出版されるようになりましたが、そのほとんどは実務者による経験談か、これからの日本の「あるべき論」が多かったように思います。
 それに対して本書は、インテリジェンスの元実務者が書いたものであるにも関わらず、広範なインテリジェンスの歴史を扱い、初学者にも大変理解し易い筆致で書かれています。同著者によるインテリジェンスの理論を扱った『インテリジェンス入門』と併せて読めば、インテリジェンスに関する基礎的な知識を吸収することができ、またこれからの日本のインテリジェンスに関する様々な議論を理解する上でも大変役に立つテキストです。
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