魔法使いとランデヴー―ロケットガール〈4〉 (富士見ファンタジア文庫)
魔法使いとランデヴー―ロケットガール〈4〉 (富士見ファンタジア文庫)
野尻 抱介
富士見書房
グループ:Book /ランキング:166954
価格:¥ 609
発売日:2007-08 /只今品切れ中
野尻 抱介
富士見書房
グループ:Book /ランキング:166954
価格:¥ 609
発売日:2007-08 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
ゆかりの成長がみもの。ジュブナイルはこうでなくちゃ。
(2008-03-26)
既発表短編3本と新作中編1本からなる短編集。短編はまぁ、けっこうオーソドックスでオールドファッションな宇宙開発SFなんだけど、こういうのがラノベ系の雑誌に載れるんだねぇ。日本の未来は明るい? (最後の短編の)ISSの行く末みたいな描写が、妙に生々しいのがおかしかった。
メインとなる中編が、「はやぶさ」へのオマージュだというのは聞いていたんだが、もう、冒頭の「3年遅刻」のあたりでグっときてしまうわけで。ずるいよなぁ。まぁ、内容はそういうことなので(どういうことだ)楽しめばよろしい。
今回マツリがメインの話に見えるが、実際はゆかりの成長がまた一階梯あがっていくのを描くのが主眼だと思う。単なる巻き込まれ型の主人公が(1巻)、自身の中に行動原理を発見し(2巻)、自分のために行動を起こすようになる(3巻)ところまでを描いてきたこのシリーズ。今回、ゆかりは仲間のために行動を起こすところまで進歩した。そういう意味では、グローイングアップ小説の王道と言えるだろう。ジュブナイルはこうでなくちゃ。
久々の新刊
(2007-10-05)
すでに絶版になった旧版のことを考えに入れると、実に8年ぶりの新刊になります。
ロケットガールの続編は既にないものと諦めていたので、喜々として買いに走りました。
とはいえ、今回は完全書下ろしの長編ではなく、中編が一に、小編と掌編の間くらいの話が幾つか載った短編集という形です。
書き下ろしは中編のみでした。
あとがきによると、この中編だけで半年の執筆期間を必要としたというのですから、遅ひt(略
続編に対しての希望は捨てずにいたいと思います。
読んでみた感想ですが、やはり野尻抱介のライトノベルは他と一味違うと再確認しました。
やはり、宇宙開発(ひいては科学全般)への造詣がほかのライトノベル作家とは比べものにならない。
そのSF要素をストーリーの中に上手に混ぜ込む腕も、本格SF作家に全く劣らないものがあり、それをライトノベルという形にして起せる才能は偉大です。
今作のメインとなる中編は、マツリの話です。
これまでの三作で、あまり深い描写がされてこなかったマツリですが、今作では彼女のキャラクターが深く掘り下げられます。
(ちなみに、フランス娘は一切でてきませんでした……)
『熱さ』が足らない
(2007-08-25)
既発の短編3本と,書きおろしの中編が収録されています.
短編のほうは,シリーズものの短編にありがちといいますか,
宇宙ストーリというよりは,こぼれ話的な作品という印象です.
ただ,過去3作の長編と違う雰囲気は,まずまず楽しめるものの,
フェイドアウトするようなラストなど,やや消化不良なところも.
中編は,ニュースにもなった小惑星探査機がモデルの物語で,
先の短編とは違い,これまでの3作に近い内容になっています.
とはいえ,主人公とは違う『ガール』に脚光があてられていて,
いつもとは違った,主人公らとのやり取りが見どころでしょうか.
反面,『宇宙への熱さ』的なものは少なく,こちらは残念なところ.
ほかにも,いくつかあった同性愛的な表現の意味がよくわからずで…?
また,ミッションの概要や重要な特殊装置のイメージしづらく,
このあたりが理解できないと,完全に楽しめないかもしれません.
簡単でもいいので,イラストによる図解があればよかったのですが.
今後新作はあるか?
(2007-08-23)
ロケットガールシリーズの4巻目、8年ぶりの新刊(新装版を除く)。収録内容は短編3作、中編1作で、短編はすべてドラゴンマガジンに掲載されたもの、中編は書き下ろし。短編は短すぎて正直物足りない。中編は「はやぶさ」(作中では「はちどり」ですが)の回収をテーマにちょっと驚きの大気圏突入。ロケットガール既刊を読んだ方にお薦めします。
おすすめ度:
ゆかりの成長がみもの。ジュブナイルはこうでなくちゃ。
既発表短編3本と新作中編1本からなる短編集。短編はまぁ、けっこうオーソドックスでオールドファッションな宇宙開発SFなんだけど、こういうのがラノベ系の雑誌に載れるんだねぇ。日本の未来は明るい? (最後の短編の)ISSの行く末みたいな描写が、妙に生々しいのがおかしかった。
メインとなる中編が、「はやぶさ」へのオマージュだというのは聞いていたんだが、もう、冒頭の「3年遅刻」のあたりでグっときてしまうわけで。ずるいよなぁ。まぁ、内容はそういうことなので(どういうことだ)楽しめばよろしい。
今回マツリがメインの話に見えるが、実際はゆかりの成長がまた一階梯あがっていくのを描くのが主眼だと思う。単なる巻き込まれ型の主人公が(1巻)、自身の中に行動原理を発見し(2巻)、自分のために行動を起こすようになる(3巻)ところまでを描いてきたこのシリーズ。今回、ゆかりは仲間のために行動を起こすところまで進歩した。そういう意味では、グローイングアップ小説の王道と言えるだろう。ジュブナイルはこうでなくちゃ。
久々の新刊
すでに絶版になった旧版のことを考えに入れると、実に8年ぶりの新刊になります。
ロケットガールの続編は既にないものと諦めていたので、喜々として買いに走りました。
とはいえ、今回は完全書下ろしの長編ではなく、中編が一に、小編と掌編の間くらいの話が幾つか載った短編集という形です。
書き下ろしは中編のみでした。
あとがきによると、この中編だけで半年の執筆期間を必要としたというのですから、遅ひt(略
続編に対しての希望は捨てずにいたいと思います。
読んでみた感想ですが、やはり野尻抱介のライトノベルは他と一味違うと再確認しました。
やはり、宇宙開発(ひいては科学全般)への造詣がほかのライトノベル作家とは比べものにならない。
そのSF要素をストーリーの中に上手に混ぜ込む腕も、本格SF作家に全く劣らないものがあり、それをライトノベルという形にして起せる才能は偉大です。
今作のメインとなる中編は、マツリの話です。
これまでの三作で、あまり深い描写がされてこなかったマツリですが、今作では彼女のキャラクターが深く掘り下げられます。
(ちなみに、フランス娘は一切でてきませんでした……)
『熱さ』が足らない
既発の短編3本と,書きおろしの中編が収録されています.
短編のほうは,シリーズものの短編にありがちといいますか,
宇宙ストーリというよりは,こぼれ話的な作品という印象です.
ただ,過去3作の長編と違う雰囲気は,まずまず楽しめるものの,
フェイドアウトするようなラストなど,やや消化不良なところも.
中編は,ニュースにもなった小惑星探査機がモデルの物語で,
先の短編とは違い,これまでの3作に近い内容になっています.
とはいえ,主人公とは違う『ガール』に脚光があてられていて,
いつもとは違った,主人公らとのやり取りが見どころでしょうか.
反面,『宇宙への熱さ』的なものは少なく,こちらは残念なところ.
ほかにも,いくつかあった同性愛的な表現の意味がよくわからずで…?
また,ミッションの概要や重要な特殊装置のイメージしづらく,
このあたりが理解できないと,完全に楽しめないかもしれません.
簡単でもいいので,イラストによる図解があればよかったのですが.
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