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素粒子の世界を拓く―湯川秀樹・朝永振一郎の人と時代 (学術選書)

素粒子の世界を拓く―湯川秀樹・朝永振一郎の人と時代 (学術選書)
素粒子の世界を拓く―湯川秀樹・朝永振一郎の人と時代 (学術選書)
湯川朝永生誕百年企画展委員会(編集)

京都大学学術出版会

グループ:Book /ランキング:304734
価格:¥ 1,575
発売日:2006-10 /通常4〜6日以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
二人の巨人  (2007-09-14)
湯川博士、朝永博士生誕100周年の一環として出版され、両博士の生い立ちやノーベル賞までの軌跡、受賞後の活躍を語っています。

両博士について語られている書籍は多く出版されていると思いますが、両氏をまとめて語っているという点が特徴だと思います。第三高等学校、京都大学と同学年で過ごしている両氏で、ともにノーベル賞を受賞しているのですから、銘々に語られるよりも同じ背景から両博士を語るところは面白いと感じました。
特に両氏の出身校である京都第一中学校、第三高等学校、京都大学がともに自由な校風を尊び、それが第一中学校、第三高等学校校長を務められた森外三郎氏の影響が大きく、両氏にとって大きな影響を及ぼしていたことであろうことなどは興味深い話でした。

一方で、優れた業績を残し、多方面で活躍された両氏を一冊で扱うには紙数は少ない感じがします。それは対象が大きすぎるからしょうがないことなのでしょうけど・・・。

この本をきっかけに、湯川博士、朝永博士の著作に親しむのも良いと思いますし、意欲ある学生が専門の分野を開拓していってくれると良いなと思います。

待望の書  (2006-10-09)
湯川、朝永生誕100年。日本で最初と2番目にノーベル賞を受賞した二人の伝記と業績、彼らが学んだ京都大学や現在の素粒子物理学の様子が記されている。この1冊を読めば,二人については大方のことは知ることができる。バランスのとれた、真に時機を得た出版である。ただ紙数の関係もあったと思うが,成功、不成功は別にしても湯川の非局所場の理論や素領域理論のような雄大な構想にもっと触れて欲しかった。朝永についてはマグネトロンの研究や集団運動についても触れているので、不足はない。写真や資料も多く収録されているので、それを見るだけでも楽しい。湯川の記憶とは違って、朝永によれば三高での力学の講義で湯川と同じクラスだった記憶がないというが現実はどうだったか知りたかった。しかし、朝永と湯川その人については中村誠太郎「湯川秀樹と朝永振一郎」の方がその率直な感想によって面白い。
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