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水はなんにも知らないよ

水はなんにも知らないよ
水はなんにも知らないよ
左巻 健男

ディスカヴァー・トゥエンティワン

グループ:Book /ランキング:59971
価格:¥ 1,050
発売日:2007-02-25 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
反論好きのエセ学者(笑)  (2008-10-02)
帯に「徹底検証」なんて書いてありますが、何の実験もせず、「ありえないでしょ?」で片付けてるだけの本。結局、空想論で終わっている。著者は現代社会学部の教授ってことで、知識も設備もないでしょうから仕方ないのでしょうが、素人を相手に洗脳しようとしているのは、著者も変わらない。反論好きのエセ学者の主張である事に気付かないような読者にはなりたくないですね。

流行りモノ批判本  (2008-09-28)
スピリチュアルな本で「水は答を知っている」が紹介されていたので、気になって調べていたら、この本を見つけました。「水は答を知っている」は本屋でパラパラと見たことがあったので、まずは「水はなんにも知らないよ」を読んでみようと思い、読みました。著者には失礼ですが、斜め読みで言いたい事は理解できました。素人的には詳細な専門的なことよりも結局、水で何が出来て何ができないの?という事が分かれば充分なので180ページというのはちょうど良いボリュームだと思います。内容は「水は答を知っている」のウソ、パイウォーターや波動水のインチキをメッタ斬りしています。書き方はUFOを批判する専門家みたいな感じです。結論としては水に過度な期待をしてはいけない。飲まなくてもいけない。飲みすぎてもいけない。水飲んで汗かいてもダイエットにはならない。といったところでしょうか。著者は教育者なので、「水に話しかけたらキレイな結晶になる」というオカルト的な話が子供達に真実であるかのように教えられることに危機感を感じているようです。教育現場で「水は答を知っている」の理論が採用されていることを、初めて知ったのでビックリしました。これからの子供達はウソと真実を見分ける能力も身につけないとダメなんですね。
「水は答を知っている」は読まない事にしました。

家にも来ました訪問販売水ビジネス  (2008-09-23)
我が家にこられた訪問販売員が進める商品は約30万円タンク式浄水装置でした。水道水を入れたビーカーに薬剤を入れて色が変わったのを見せてくれ、今考えれば脅し文句としか言いようのない恐怖を煽る説明のオンパレードだったな。と、懐かしい思い出のノスタルジーに溺れながらやっぱり買わなくてよかったという安堵を感じながら読んでしまいました。


「感謝の言葉をかければ水の結晶が美しくなる。日ごろ感謝の気持ちを忘れずに生きよう。」なんて素敵なファンタジー。これが事実ならいいのになと思ってしまう。理工学や物理の世界の学生も信じてしまうなんてと著者はお嘆きだが夢と希望があるのは宗教だけなのかもしれない。

そして昨今は治療にほとんど役立たずな抗がん剤や放射線治療、実は地球を痛めつけているかもしれないエコロジー政策など人の妄信させる巧妙な仕掛けが施されている「常識」が水の世界以外にもたくさんある。

私たちは世界を変える力なんかないかもしれないけど賢い消費者になるくらいはできる。無知でいると骨の髄まで喰われかねない世の中。少しでも正しい世の中にしていくには間違ったものは支持してはいけない。この市場経済の世の中では価値を認めず買わずにいるだけで淘汰されていくなら良いものだけを買う、本当に役に立つものだけ買うのが大切なのだろうう。

自分が「美味しい!!」と思う水だけ買いましょう!水道浄水機の選び方の章が一番のオススメ!熟読すべしである。

江本勝をはじめ「水商売」に引導をわたす好著。  (2008-09-07)
 いわゆる「水伝」の著者にして、エセ科学者、トンデモ写真家、偽波動理論者の江本勝を、科学という視点から一刀両断にするところから本書は始まる。
 “水が言葉を理解する”などというデタラメは、デタラメすぎてまともな反論がし辛いのだが、この本では丁寧に江本の妄論を笑い飛ばしつつ、なぜそういえるのかを科学的に説明している。

 『水は答えを知っている』を軽くいなした後は、クラスターの小さな水、パイ・ウォーター、マイナスイオン等々、おなじみの「水商売」をどんどん斬っていく。
 さらに「水」に関する常識(水道水とミネラルウォーター、浄水器)などの紹介で締めている。

 “人間はほとんど水でできているから、綺麗な言葉をかけてあげると良い子になる”というアホな説は、初等教育の現場に入り込んでいる。これは科学リテラシーの醸成どころか、子供たちがエセ科学を刷り込まれるという悲劇を生んでいる社会的問題といえよう。

 江本らの狙いは、本を売ることというよりも、その本で騙した相手に高価な機械や「水」を売って荒稼ぎをすることにある。彼らは批判にたいしてまともにとりあわない。この本が出た後も、性懲りもなく新作を出す(批判に対する回答はもちろんない)厚顔無恥ぶりだ。
 そして、そういう駄本に星5つをつける、科学リテラシーのない読者がまだたくさん居る。その意味で本書の意義は大きい。

 これは「水商売」へ引導を渡す好著だが、さらに望むべきことがあるとすれば、江本が写真というインパクトを利用して騙すのに対抗して、図解やイラストなどを積極的に利用すればもっとよかったかもしれない。

 ともかく、「水」で世迷言を言っている人がいたら、是非紹介して欲しい一書である。

情報としていろいろ得るところがあった  (2008-06-16)
普段、精神世界系の本をよく読むので、江本勝氏の本については本屋で平積みになっていることは知っていました、しかし、学校教育を担う先生たちにこんな形で影響を及ぼしていたとはびっくり。(人間が人の言葉に影響されることを、なんで水で説明しなけりゃならないの!?)

水といえば、私の身近ではホメオパシーやフラワーエッセンスがあり、私はそこらへんを叩いているのかなと予想していたが、それとは別の、もっと純粋な水に関するビジネスについて、「へぇ世の中にはこんなに水ビジネスがあるのねぇ」と現在までブームになったものについての内容、その誕生したいきさつ、元になっている理論(科学的には立証されていないがビジネスで使われて一人歩きしている様子)等を並べてくれていて、楽しんで読めました。

薬事法の縛りをかいくぐるためのバイブル商法というのがどんなものか、とか、アルカリイオン製水器自体は旧厚生省の認可を得ているものであるということとか、一つの理論や薬などが科学的に効果が実証されるにはどのようなステップを踏む必要があるのか、というところなどが特に今まで知らなかったので「へぇ〜〜そうなんだ〜」と独り言言いながら読んでしまいました。

ただ、実際に人々にとっては「科学的か」という視点は非常に重要ですが、科学的に実験などがなされていたとしても、その薬なりが「私に」効くかどうか?となると別問題でしょうね。

単なる水の範囲からは飛躍しますが、科学的に実証されていない代替医療などについては、「科学」の手法とは離れたところで考えて、それに対して手間隙かけるか個人個人が決めていかなくてはならないことも多いと思います。βカロチンのがん予防効果についての調査・実験の下りを読んで思いましたが、科学的に実証するにはお金も時間も手間もかかり、すべての物事を必要だからといって実証する、というわけにはいかないのが実情だと思います。そこからすると、科学的でないから採用しない、というよりは、これは科学的ではないが、これだけ効いた事例はある、この療法にはいくらかかる、そこであなたはこの方法にお金を出しますか?というところを明確にやっていくしかない場面というのもあるだろうと思います。
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